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四国撮り歩記  霊場八十八ヶ所巡礼の旅:香川編 88番霊場

  
 第八十八番札所 大窪寺 に向かう 大凡 17km。
 
 大窪寺は四国霊場八十八ヶ所巡礼の最後を締め括る『結願の寺』である。当寺到着はpm3:30、途中大窪寺には到底pm5:00迄には間に合いそうに無いだろうと案じていたが長野氏にお会い出来、日の有る内に結願する事が出来たのは諸仏のご加護に違いあるまい。氏に感謝しつつお別れした。雨模様に為ったが時間はタップリゆっくりお参りが出来た。後は高野山への報告参りを残すのみである。
 
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           第八十番八札所 医王山 大窪寺 遍照金光院
 
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                  仁       王       門
 当寺の山門は平成2年(1990年)建立された西側から入る鉄筋造りの仁王門(写真上)と南側から石段を上がった所にある木造の二天門の2つがある。
 仁王門:仏寺の守護神として,2体の金剛力士を安置する楼門、左右に置かれ門の向かって右を密迹(みっしゃく)金剛、左を那羅延(ならえん)金剛という。

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                  仁   王   門   扁   額
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           「阿・吽」 仁    王    像
 左右に置かれ門の向かって右を密迹(みっしゃく)金剛、左を那羅延(ならえん)金剛という。
 
 山門を潜ると右手に手水場がある・・・手水で身を清め近くの太子堂を後回しにして先ず本堂に向かう・・・
 
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                  手       水       場
 
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                  本               堂
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                  本    堂    扁    額
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                  霊   場   結  願   所
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                  本   堂    礼    所
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 「薬」という文字の白の右側の点々が無い。願いがかなった暁には、点々を入れさせていただきますという思いが込められているそうだ。
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                  本    堂    内    陣
 黄金に輝く大窪寺の本尊:薬師如来が拝顔出来る。
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                  結 願 記 念 に 一  写
 
 本堂手前左側・・・
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                  此処にも  手 水 場が・・・
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                  納       経       所
 本堂手前右側・・・
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                 不 動 明 王 像 ・ 五大明王
 
 不動明王右横に阿弥陀堂・・・
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                 阿    弥    陀    堂
 
 本堂の南側正面に二天門がある・・・
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                 山         門 (二 天 門)
 
 太子堂に向かう・・・太子堂は仁王門の正面上にある。
 
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                 太       子       堂
 
 太子堂の左側には鐘楼堂・巨大な大師像、右側には寶杖堂・原爆の火などがある・・・
 
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                  鐘       楼       堂
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                  修    業    大    師 
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                  結願記念に奉納された太子像
 
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                  寶 杖 堂 と 原 爆 の 火
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          結願記念に奉納の金剛杖
 奉納された金剛杖は春分の日と8月20日に催される柴灯護摩供で焚き上げられます。
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 本堂・太子堂の参詣を終え境内の大方の散策も終わる。本堂参詣の際に納経所で御朱印を戴いていたので・・・
 
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                   本堂前の  納   経   所

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           御      朱      印
 
 
 無事参詣を終えて帰路に就く・・・・・・・合掌    10月10日午後4時20分 
 
 
 『略縁起』
 八十八ヶ所結願(けちがん)の霊場「大窪寺」。徳島県の県境に近い矢筈山(標高782m)の東側中腹にある。縁起によると、養老元年に行基菩薩がこの地を訪れた際に、霊夢を得て草庵を建て修行をしたと言われている。弘仁7年に、唐から帰国した弘法大師が、現在の奥の院近くの胎蔵ヶ峰という岩窟で、虚空蔵求聞持法を修法し堂宇を建立。等身大の薬師如来坐像を彫造し本尊として安置。また唐の恵果阿闍梨より授かった三国(印度、唐、日本)伝来の錫杖を納め四国八十八番札所 大窪寺と名づけ、結願寺と定めた。本堂西側にそそりたつ女体山には奥の院がある。
 女性の入山が、早くから認められ女人高野としても栄え、一時は百以上の堂宇を誇っていたが、しかし天正の兵火や明治33年の火災などで寺勢は苦難を繰り返した。しかし高松藩主の庇護や歴代住職の尽力により興隆。結願聖地の法灯を守り続けている。「同行二人」を共にした金剛杖などは、大師堂脇の寶杖堂(ほうじょうどう)へ奉納されます。これらは毎年春夏の★柴灯護摩供で供養されます。
 
★柴灯護摩供(さいとうごまく):野外で行う大規模な護摩法要のこと。伝統的な柴燈護摩は真言宗を開いた空海の孫弟子に当たる聖宝理源大師が初めて行ったといわれており、★醍醐寺をはじめとする 真言宗の当山派修験道の法流を継承する寺院で行われる事が多い。
 
★醍醐寺(だいごじ):真言宗醍醐派総本山の寺院。山号を醍醐山(深雪山とも)と称する。本尊は薬師如来、開基は理源大師聖宝(しょうぼう)である。古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。豊臣秀吉による「醍醐の花見」と言えばご存知の方も多かろう。
 
 
★ 本尊:薬師如来 (伝 弘法大師作)     ★開基:行基菩薩
★ 本尊の真言:おん、こんころ、せんだり、まとぅぎ、そわか
 
 
★大窪寺で漸く結願を向かえ、巡拝を終えた喜びと同時に無事であった事をお大師様のお導きと感謝の気持ちが自然に沸いてきた。途中いろいろな方達のお接待も思い起こされ感謝感謝である。
 本来一度で巡拝すれば、自動車道を利用の場合大凡1,400kmと言われている、自宅より第一番札所 霊山寺迄の道程と第八十八番札所 大窪寺から自宅迄の大凡500kmを加えても1,900km。(実際6泊で巡回している)それ程過酷と思えないが、ヒゲ爺の場合4行程で巡拝。
①行程:自宅⇒明石大橋⇒淡路経由⇒第一番 霊山寺⇒第十七番札所 井戸寺⇒帰宅。
②行程:自宅⇒和歌山港⇒フェリー徳島⇒第十八番札所 恩山寺⇒(土佐に入る)⇒第三十九番札所 延光寺⇒R56⇒高知自動車道⇒徳島自動車道⇒淡路経明石大橋⇒帰宅。
③行程:自宅⇒明石大橋⇒淡路経由⇒松山自動車⇒第四十番札所 観自在寺⇒第六十三番札所 吉祥寺⇒松 山自動車道⇒淡路経由⇒帰宅。 
④行程:自宅⇒山陽自動車道⇒瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋) ⇒第六十四番札所 前神寺⇒第八十八番札所 大窪寺⇒淡路経由で帰宅。
 何れも行程も連続休暇利用の為に自宅を夜中に出発、目的の札所に早朝に到着し参拝、納経時間終了迄巡拝し帰路は夜間と可也過酷な方法しか取れず、結局トータル4,000km以上を走行した計算になる。
 過酷なスケジュールにも関わらず事故も無く為し得たのも、諸仏のお導きの賜物と今でも信じている。
 南無大師遍照金剛!南無大師遍照金剛!
 
 
 ◎ 四国遍礼霊場記 ;1689年(元禄2年)に発刊された四国巡礼案内記・著作(僧 寂本 (じゃくほん ))(翻訳・村上 護)   (参考資料として))
 
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  行基菩薩の開基。空海が再興して密教振興の道場とした。本尊の薬師如来座像は高さ三尺で、空海作。阿弥陀堂は、もと如法堂であった。寒川郡の豪族・藤原元正【寒川郡司の家系で天文期あたりの当主に寒川元政がいる。ただし藤原姓ではなく讃岐公姓】が建てたものだ。鎮守権現と弁財天の堂がある。
 大師堂を国の守・吉家【未詳】が建立、領地を寄進した。鐘楼には高さ四尺五寸の鐘が下がっている。これらも吉家が寄進したものだ。多宝塔は寛文の初めごろまで残っていたが、倒れてしまった。昔の境内は、四十二宇と門・垣を備えた大伽藍であった。跡だけは、すべて残っている。
 奥の院は、本堂から十八町登った所にある岩窟だ。本尊は阿弥陀如来像と観音菩薩像。空海が求聞持修行をしたとき、阿伽水が足りなかったため、独鈷杵を使って岩の根を加持した。清水が迸り出た。この水は、どんな日照りでも涸れることがないという。また空海は生木を卒塔婆に仕立てた。文字も鮮やかに残っていたが、五十年前に野火が入ったため枯れ木となってしまった。本堂から五町東に弁財天像がある。寺の勢いが盛んであった頃、門と門の間が遠く隔たっていたという。東西南北とも十町に及び、今でも境界の印が残っているという。


 
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