ヒゲ爺の独り言
エッセイ、昔の思い出話、釣り魚話、喰らい方等々
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ひげ爺の独り言 放談 小噺 三の字好きの日本人
『三の字好きの日本人』
早速「貽貝の意外史の石さん」からブログの魔力か阪神勝利で酒がうまい昨日だったのでは?とのメールを貰った。石さんは40年来の友人で(若い頃は悪友か?)ありパソコンのヒゲ爺専属の大先生でもある。
メールの通り昨夜は、お手を拝借三三七でパチパチパチの七拍子ドンドンヒャラリの名調子γgtpなぞ糞喰らえであった。
さて表題の三の字のことであるが、三の字と言うよりは奇数が好きなのかも知れん。
それは何故!
春秋戦国時代の中国思想に陰陽思想と五行論があり漢の時代に統合され『陰陽五行説』が確立された。宇宙の森羅万象は「陽と陰」に別れ「木火土金水の五行」の相生と相克、比和とで構成されていると言う思想である。
この思想は、政治、鍼灸、漢方薬医術、暦学、易学等にも取り入れられ日本にも伝来し推古天皇12年(604年)に発布された聖徳太子の十七条の憲法も陰陽五行説を基礎に創られたと言われている。宮中の行事にも陰陽思想が取り入れられたそうである。
奇数が陽で偶数が陰、奇数を尊び偶数を嫌う。宮中行事もこれに習い元旦は一月一日、三月三日の桃の節句、五月五日の丹後の節句、七月七日七夕祭り、九月九日は重陽の節句、菊の節句(天武天皇が九月九日に崩御され忌み日とされ一時中断)十一月三日の文化の日(現在)十一月二十三日は新嘗祭以上の様にお祝い事は総て陽の日奇数日が選ばれている。本来は旧暦の日付であるが現在は太陽暦使用のため、桃も咲かぬに何故と違和感を覚えるが旧暦と太陽暦では凡そ一が月の差が有ることをお考え下さい。
その他の祝い事には、三三九度の杯、七五三のお祝い、六十一歳還暦祝い、七十七歳歳喜寿の祝い、九十九歳白寿の祝い、(喜寿、傘寿、卒寿は偶数か残念)等々多い事は確かである。
一は事の始まりで神聖視され、三は「満つる、充つる」通じ目出度い数字として珍重され大衆に親しまれた所為で多く使われる様になったのではないかと推測している。
三の字の常用句を拾ってみると、
①早起きは三文の徳 ②石の上にも三年③三人寄れば文殊の知恵 ④仏の顔も三度まで ⑤三つ子の魂百まで、
諺でも数数多、熟語でも、三日天下に★三日坊主、三三五五に三々九度、三人官女に三人姉妹、三位一体に三色同順、三球三振三塁残塁三遊間に三冠王、釈迦三尊に三拝九拝、三顧の礼に三国志、三平汁に三杯酢、御三家御三卿に三奉行、★御三家の音★屁の音には三種あり(★印は後日談で)★桃栗三年、等々数多くの三字付の諺、熟語がある。まさか三はSUNに通ずる訳でもあるまいが、明るさ、目出度さと満足感とリズム感とが相まって日本人好みの数字として定着しに違いないと思っている。
★印以下次談。
早速「貽貝の意外史の石さん」からブログの魔力か阪神勝利で酒がうまい昨日だったのでは?とのメールを貰った。石さんは40年来の友人で(若い頃は悪友か?)ありパソコンのヒゲ爺専属の大先生でもある。
メールの通り昨夜は、お手を拝借三三七でパチパチパチの七拍子ドンドンヒャラリの名調子γgtpなぞ糞喰らえであった。
さて表題の三の字のことであるが、三の字と言うよりは奇数が好きなのかも知れん。
それは何故!
春秋戦国時代の中国思想に陰陽思想と五行論があり漢の時代に統合され『陰陽五行説』が確立された。宇宙の森羅万象は「陽と陰」に別れ「木火土金水の五行」の相生と相克、比和とで構成されていると言う思想である。
この思想は、政治、鍼灸、漢方薬医術、暦学、易学等にも取り入れられ日本にも伝来し推古天皇12年(604年)に発布された聖徳太子の十七条の憲法も陰陽五行説を基礎に創られたと言われている。宮中の行事にも陰陽思想が取り入れられたそうである。
奇数が陽で偶数が陰、奇数を尊び偶数を嫌う。宮中行事もこれに習い元旦は一月一日、三月三日の桃の節句、五月五日の丹後の節句、七月七日七夕祭り、九月九日は重陽の節句、菊の節句(天武天皇が九月九日に崩御され忌み日とされ一時中断)十一月三日の文化の日(現在)十一月二十三日は新嘗祭以上の様にお祝い事は総て陽の日奇数日が選ばれている。本来は旧暦の日付であるが現在は太陽暦使用のため、桃も咲かぬに何故と違和感を覚えるが旧暦と太陽暦では凡そ一が月の差が有ることをお考え下さい。
その他の祝い事には、三三九度の杯、七五三のお祝い、六十一歳還暦祝い、七十七歳歳喜寿の祝い、九十九歳白寿の祝い、(喜寿、傘寿、卒寿は偶数か残念)等々多い事は確かである。
一は事の始まりで神聖視され、三は「満つる、充つる」通じ目出度い数字として珍重され大衆に親しまれた所為で多く使われる様になったのではないかと推測している。
三の字の常用句を拾ってみると、
①早起きは三文の徳 ②石の上にも三年③三人寄れば文殊の知恵 ④仏の顔も三度まで ⑤三つ子の魂百まで、
諺でも数数多、熟語でも、三日天下に★三日坊主、三三五五に三々九度、三人官女に三人姉妹、三位一体に三色同順、三球三振三塁残塁三遊間に三冠王、釈迦三尊に三拝九拝、三顧の礼に三国志、三平汁に三杯酢、御三家御三卿に三奉行、★御三家の音★屁の音には三種あり(★印は後日談で)★桃栗三年、等々数多くの三字付の諺、熟語がある。まさか三はSUNに通ずる訳でもあるまいが、明るさ、目出度さと満足感とリズム感とが相まって日本人好みの数字として定着しに違いないと思っている。
★印以下次談。
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