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ひげ爺の独り言 放談 小噺 三顧の礼と言えば三国志

  『三顧の礼と言えば三国志』  
 近畿地方の梅雨明け宣言があったがヒゲ爺の一寸方針の胸中は一向に晴れん。阪神の梅雨明け宣言は何時になることか?
 「またも負けたか八連隊それでは勲章九(く)連隊」(八連隊は大阪歩兵連隊。九連隊は京都歩兵連隊)のざれ謡があるが「巨人にまたも負けたか六連敗」である。数字の六は偶数で陰、陽の数字五で止めておかねばならんかった、淋しい限りである。またγgdpを上げたようだ。此処まできたら「阪神を強くする法」の最後の手段「甲子園を空席にする法」を挙行しフロントの欲ボケ脳みそを刺激し改善策を強要し、「三顧の礼」を以って野村前監督を向かえコーチ陣のガラガラポンを挙行するしか方法はあるまい。
 『三顧の礼』と言えば三国志である。
三顧の礼とは、真心から礼儀を尽くして、すぐれた人材を招くこと。また、目上の人が、ある人物を信任して手厚く迎えることとある。
三国志の文中に中国三国時代、蜀の劉備が、わび住まいの諸葛亮(孔明)を訪ねたが、なかなか会えず、三度目にやっと面会できた。二人は胸中を語り合って感激し、劉備は孔明を軍師として迎えることができた故事から生まれた言葉である。と辞書にある。
 ヒゲ爺は少青年時代(乱読の時代)から吉川英治全集の二十七、八、九の三国志を三度は読んでいる。三国志から得た現代に通じるる故事や名言は多い、曰く、
 ① 三顧の礼→前述の通り。 ② 桃園の誓い→劉備・関羽・張飛の三人が桃園で義兄弟の誓いをたてた故事から、同じ志を持つ者が集うこと。 ③ 枕石漱流→「寝るときは石を枕にして、口をすすぐときは川のせせらぎで」と言うべきを漱石枕流と間違え、「川を枕にとは、つまらない話を聞いたときに耳を洗うこと。石で口をすすぐとは、歯を磨くことだ」と言い返した。この故事が語源。漱石も子規にであったか同じ間違いをし、漱石と号した書いている。負けず嫌い、強情っ張りの意であろう。 
 ④ 泣いて馬謖を斬る→規律を守るためには愛する者、才有る者でも命令に背いた時は厳罰を持って処罰すること。孔明が魏を攻める時、馬謖に「山上に布陣してはならん」と忠告したにもかかわらず馬謖は山上に布陣し、魏に大敗した。馬謖の才を惜しみながらも馬謖を軍律違反の罪で処刑した故事による。野田さんよ!貴殿は演説で故事、諺を多用するがこの諺を知っていますか?小沢、鳩山両政治屋の扱いを見る限りとても孔明に為りえない、興石然りである。国民は不幸に為るばかりである。 ⑤「悪、小なるも為すことなかれ、善、小なるも為さざることなかれ」→劉備が死の床で、息子劉禅を戒めるために使った言葉。政治屋諸君!自分の次期選挙の成り行きばかり考えずこの言葉をかみ締めたまえ!彼らを先生と呼ぶ国民も悪い!何しろ彼らはa public servantで在るべきなのだから。⑥ 燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや→小人(志の低い人)に大人(志の高いひと)の考えは理解できないという意味。
 ⑦ 虎穴に入らずんば虎子を得ず→危険を冒すくらいでなければ成功を収めることはできないという意で呉の名将・呂蒙故事に由来する。⑧ 危急存亡の秋 ⑨ 苦肉の策 ⑩ 画餅、水魚の交わり、鶏を割くにいずくんぞ牛刀を用いん、等々限りなく続く、紙面が尽きる故この辺で止めるが興味を持たれたら三国志を読まれよ。乱読、熟読も良いが、積読だけはいけません。(本箱の飾りにしたり昼寝の枕にすることの洒落)
 心に深く残っているのは「七歩の詩」である。五言絶句の七歩の詩は、魏の曹操が死に息子の曹丕が弟の曹植の才能を妬み殺そうと図り、「七歩歩く間に詩を創れと命令、出来ねば死刑」と部下、群衆の中で命令する。

煮豆燃豆羹   豆を煮る豆の豆がらを燃く
豆在釜中泣   豆は釜中にあって泣く
本是同根生   本是同根より生ずるを
相煎何太急   相煎るなんぞはなはだ急なる

 曹植は七歩歩まぬ内詩を創る、『七歩の詩』として後世に残る名詩である。部下群集は涙せぬ者は無(ヒゲ爺もまた同じ)、曹丕も涙し後悔して後危害を加えなかったと言う故事がある。しかし残念ながら曹植は41歳の若さで亡くなった。
 興味をお持ちの方は是非お読み下さい。読むに当たって注意を一つ、文中、戦いに敗れ敗走20里とか劉備の背丈七尺五寸、孔明八尺、趙雲八尺と書かれている。「白髪参千丈」の類でオーバー表示と考えないで下さい。日本の尺貫法で換算すると20里は20*約4kで80kmとなり、孔明の身長八尺は*約30cmで2m40cmとなるが、
後漢、魏時代の尺貫法は多少の差はあるが1歩は約1、4cmで一里は300歩、尺は23~4cmである。そう考えると、1里は520mで20里は10、4kであり大げさでも不思議でもない。劉備180cm、孔明も190cm、と気付くと化物の様な人物で無いことが解る。その辺心して読まれることが肝要。健闘を祈る。

 
 
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