ヒゲ爺の独り言
エッセイ、昔の思い出話、釣り魚話、喰らい方等々
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ひげ爺の独り言 放談 小噺 『ヒゲ爺流 魚料理』
『沖メバル』
前編でヒゲ爺の釣果「沖メバル」の写真を掲載したので、旬は過ぎたが続けます。

オキメバル
「沖メバル」の呼称は日本海側で良く使われるが和名は「ウスメバル」で北海道南部から対馬、釜山にまで分布する。メバル類は★「卵胎生」で冬季に交尾し、場所により差異はあるが3~6月頃仔魚が産まれる。
幼魚は流藻等で成長の後水深100m前後の岩礁に棲み着き群れを成す。体長25~35cm前後、ヒゲ爺は40cmの釣果の経験あり。
★【卵胎生】:
受精卵が母体内にとどまって発育し、孵化(ふか)し幼体となってから母体外へ出ること。母体とはつながっておらず、養分を主に卵黄からとるものをいう。メバル、ウミタナゴ、サメ、エイ、グッピーなどにみられる。マムシは卵胎生で蛇は卵生である。
体側上部に暗褐色の斑点のある「トゴットメバル」良く似ているが後者は浅場に棲み小振りで20~25cm程度しか大きくならず「オキメバル」が数段旨い。

トゴットメバル
波止等浅い海域で釣れるメバル(眼張)黒メバル
メバルは沿岸の岩礁、波止、積石等の間に棲み、その場所と深さに因って体色が違い、黒褐色、茶褐色、灰褐色等色々とある。目が異常に大きく「メバル目張」の呼称の由縁であろう。全国に分布する。メバルの旬は春先で「春告げ魚」とも呼ばれている。釣り仲間では「10円玉メバル」との呼称もある。
大型のメバルを呼び「10円玉程の目をしたメバル」の意味らしい。チョッと釣果を大げさにに言う釣り師特有の言い回しの様だ。
メバルは仲間の多い魚で、日本近海の30種余りの仲間がいる。赤メバル、黒メバル、白メバルと呼ばれるが生息場所や深さにより異なるだけで同じ仲間である。味は異論も有ろうがヒゲ爺は「オキメバル」を一とする。何故なら「オキメバル」刺身に出来るサイズが多く釣れるが黒メバルは刺身に出来るサイズは中々釣れん。喰らう第一は刺身次いで煮付け、吸い物(潮汁)等々である。
「春告げ魚」の呼称に「イカナゴ」がある。メバルの旬に併せる様に西から瀬戸内に登ってくる。
イカナゴを荒食いし益々メバルの旨みが増す寸法である。
イカナゴに付いては「四国撮り歩記 霊場八十八ヶ所巡礼の旅:愛媛編 40番霊場」に詳しく書いているので是非ご覧下さい。

黒ソイ
「オキメバル」釣りの岩礁で「ソイ」が良く釣れる。時には「ソイ」が多い事もしばしばである。
黒ソイ、護摩ソイ、むらソイ等種類も多いが黒ソイが一番旨い、40cm前後迄になる、刺身良し、皮に旨みが有るので松皮造りが旨い、煮付け良しである。ソイもまた「卵胎生」である。
丹後半島浦島漁礁がこの辺りの最高の漁場のようである。

オキメバル、ソイ釣りの一般的な釣具(図ではスピニングリールだが電動リールを使う)
旬は鯛の「乗っ込み」と同時期の為春先は鯛釣りばかり、鯛の閑期に浦島に出掛けるのが常である、年中釣れる様である。餌は蛍烏賊。旨い訳である。
小噺:
ヒゲ爺;「明眸皓歯」って言葉知ってるかい?
八 :「知らねえなぁ」
ヒゲ爺:「ぱっちりした明るい瞳と真っ白に輝く歯の目元、口元の美しい」って事さ!
八 :「解った解った、そんなの春の海に行けば沢山釣れるよ!」
ヒゲ爺:「そんなの居るかい」
八 :「目元パッチリの春告げ魚が白魚の2~3匹も咥えてみねぇ、明眸皓歯さぁな!!」
お後が宜しい様で!!
前編でヒゲ爺の釣果「沖メバル」の写真を掲載したので、旬は過ぎたが続けます。

オキメバル
「沖メバル」の呼称は日本海側で良く使われるが和名は「ウスメバル」で北海道南部から対馬、釜山にまで分布する。メバル類は★「卵胎生」で冬季に交尾し、場所により差異はあるが3~6月頃仔魚が産まれる。
幼魚は流藻等で成長の後水深100m前後の岩礁に棲み着き群れを成す。体長25~35cm前後、ヒゲ爺は40cmの釣果の経験あり。
★【卵胎生】:
受精卵が母体内にとどまって発育し、孵化(ふか)し幼体となってから母体外へ出ること。母体とはつながっておらず、養分を主に卵黄からとるものをいう。メバル、ウミタナゴ、サメ、エイ、グッピーなどにみられる。マムシは卵胎生で蛇は卵生である。
体側上部に暗褐色の斑点のある「トゴットメバル」良く似ているが後者は浅場に棲み小振りで20~25cm程度しか大きくならず「オキメバル」が数段旨い。

トゴットメバル

波止等浅い海域で釣れるメバル(眼張)黒メバル
メバルは沿岸の岩礁、波止、積石等の間に棲み、その場所と深さに因って体色が違い、黒褐色、茶褐色、灰褐色等色々とある。目が異常に大きく「メバル目張」の呼称の由縁であろう。全国に分布する。メバルの旬は春先で「春告げ魚」とも呼ばれている。釣り仲間では「10円玉メバル」との呼称もある。
大型のメバルを呼び「10円玉程の目をしたメバル」の意味らしい。チョッと釣果を大げさにに言う釣り師特有の言い回しの様だ。
メバルは仲間の多い魚で、日本近海の30種余りの仲間がいる。赤メバル、黒メバル、白メバルと呼ばれるが生息場所や深さにより異なるだけで同じ仲間である。味は異論も有ろうがヒゲ爺は「オキメバル」を一とする。何故なら「オキメバル」刺身に出来るサイズが多く釣れるが黒メバルは刺身に出来るサイズは中々釣れん。喰らう第一は刺身次いで煮付け、吸い物(潮汁)等々である。
「春告げ魚」の呼称に「イカナゴ」がある。メバルの旬に併せる様に西から瀬戸内に登ってくる。
イカナゴを荒食いし益々メバルの旨みが増す寸法である。
イカナゴに付いては「四国撮り歩記 霊場八十八ヶ所巡礼の旅:愛媛編 40番霊場」に詳しく書いているので是非ご覧下さい。

黒ソイ
「オキメバル」釣りの岩礁で「ソイ」が良く釣れる。時には「ソイ」が多い事もしばしばである。
黒ソイ、護摩ソイ、むらソイ等種類も多いが黒ソイが一番旨い、40cm前後迄になる、刺身良し、皮に旨みが有るので松皮造りが旨い、煮付け良しである。ソイもまた「卵胎生」である。
丹後半島浦島漁礁がこの辺りの最高の漁場のようである。

オキメバル、ソイ釣りの一般的な釣具(図ではスピニングリールだが電動リールを使う)
旬は鯛の「乗っ込み」と同時期の為春先は鯛釣りばかり、鯛の閑期に浦島に出掛けるのが常である、年中釣れる様である。餌は蛍烏賊。旨い訳である。
小噺:
ヒゲ爺;「明眸皓歯」って言葉知ってるかい?
八 :「知らねえなぁ」
ヒゲ爺:「ぱっちりした明るい瞳と真っ白に輝く歯の目元、口元の美しい」って事さ!
八 :「解った解った、そんなの春の海に行けば沢山釣れるよ!」
ヒゲ爺:「そんなの居るかい」
八 :「目元パッチリの春告げ魚が白魚の2~3匹も咥えてみねぇ、明眸皓歯さぁな!!」
お後が宜しい様で!!
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