ヒゲ爺の独り言
エッセイ、昔の思い出話、釣り魚話、喰らい方等々
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昔むか~しの話 エジプト編 (4)
カイロの街を離れバスで30分程度の行程であったろうか西方に13K走りいよいよクフ王三大ピラミットとの初対面である。

鼻欠けスフインクスをバックに裕次郎? 50年前のヒゲ爺です

カフラー王ピラミットをバックに

夢野旅人(奈良市 黒川賢成)氏提供
ギザの三大ピラミット(左からクフ王、カフラー王、メンカウラー王)

夢野旅人(奈良市 黒川賢成)氏提供
鼻欠けスフインクス
当時スフインクスの周囲は砂に埋もれこの写真ほど現れていなかった気がするが?
夢野氏の写真のように何処までも続く砂漠の中に忽然と現れたピラミットと奇怪なスフィンクスを遠望した時の感動は筆舌に尽し難いものがあった。最近はTVでも吉村作治氏のエジプト物も良く放映されるしエジプト展も3度見た、その度毎現地での感動を思い起こしている次第である。
3基ある中で一番大きなクフ王のピラミットは底辺230M高さは146M傾斜度51,5度の四角錐の巨大な石の建造物である。
三大ピラミットは他の惑星から来た異星人が造った物だとの説もあるそうだが、あの巨大な石造建造物が4千年以上前に造くられた事実を思うとき『異星人が造った』説が生まれても不思議ではあるまい、が信じ難い話でもある。
ナイル川の対岸から運んだ一個2,5トンもある石灰岩のブロックがおよそ230万個も使われしかも接着剤も使われていないと説明を受け唯驚くばかりであった。(最近、最高考古庁の調査で使用ブロックは100万個であることが判明したそうである)
ピラミットの中心部の石室に通じる通路があり可也急勾配で狭い通路を登った様な記憶がある。この通路は正規のものではなく盗掘者が掘ったものとの事である。
ピラミットの完成におよそ30年の歳月を要したそうだが盗掘者殿は何人で何年掛かったんだろうか?その努力に喝采を贈りたい気持ちである。何故かって?盗掘者殿の努力が無ければ石室の存在すら分からなかったかも知れんのですぞ!
当時はフラッシュも無いので写真も無い。夢野氏より借用

入口に続く道

入り口

通路

玄室;内部にはあっけないほど何も無い
夢野氏の写真を拝見すると入り口や通路も観光用に整備されているようです。当時は通路も暗く工事用の電球がゴツゴツした壁際にぶら下がっていただけのような気がする。夢野氏の写真には玄室には何も無いとあるが石造りの棺らしい物が安置されており天井は一枚岩だったようにボンヤリと記憶にあるが如何なものか?
『スフィンクスは何故鼻が欠けているのか?』と尋ねたらナポレオンのエジプト侵攻の時大砲の弾が当ったとかで欠けたものらしいが真偽の程は定かでない。当時は写真の様に深く掘られていなかったような気がするが?
ナポレオンのエジプト侵攻は1798~1801年まで続き、同行した150人以上の自然科学、建築学、数学、芸術等の学者達によるエジプト研究が行われ貴重な資料や古代エジプトの遺産を沢山略奪しフランスに持ち帰ったとの事、それが19世紀ヨーロッパにエジプトブームが巻き起こる発端である。
エジプト側から見れば英雄ナポレオンも努力の人々墓盗人(代々続いた盗掘者)の上前を撥ねた墓盗人以上の大泥棒と思ったに違いない。
スフィンクスはカフラー王のピラミッドの参道横にあり全長57M、高さ20Mの巨大な建造物で胴体部は石灰岩の岩盤から掘り出した物で頭部は別の場所から持ってきた泥岩で造られた物とのことである。『スフィンクス』とは古代エジプト語で『永遠に生きる姿』と言う意味だそうで神殿やピラミッドの守護神だそうである。
現物を見たときも後日写真やTVで見た時も正面や横ばかりでスフィンクスに尻尾が有るのをこの写真で初めて知った。

鼻欠けスフィンクス

スフィンクスのしっぽ

鼻欠けスフインクスをバックに裕次郎? 50年前のヒゲ爺です

カフラー王ピラミットをバックに

夢野旅人(奈良市 黒川賢成)氏提供
ギザの三大ピラミット(左からクフ王、カフラー王、メンカウラー王)

夢野旅人(奈良市 黒川賢成)氏提供
鼻欠けスフインクス
当時スフインクスの周囲は砂に埋もれこの写真ほど現れていなかった気がするが?
夢野氏の写真のように何処までも続く砂漠の中に忽然と現れたピラミットと奇怪なスフィンクスを遠望した時の感動は筆舌に尽し難いものがあった。最近はTVでも吉村作治氏のエジプト物も良く放映されるしエジプト展も3度見た、その度毎現地での感動を思い起こしている次第である。
3基ある中で一番大きなクフ王のピラミットは底辺230M高さは146M傾斜度51,5度の四角錐の巨大な石の建造物である。
三大ピラミットは他の惑星から来た異星人が造った物だとの説もあるそうだが、あの巨大な石造建造物が4千年以上前に造くられた事実を思うとき『異星人が造った』説が生まれても不思議ではあるまい、が信じ難い話でもある。
ナイル川の対岸から運んだ一個2,5トンもある石灰岩のブロックがおよそ230万個も使われしかも接着剤も使われていないと説明を受け唯驚くばかりであった。(最近、最高考古庁の調査で使用ブロックは100万個であることが判明したそうである)
ピラミットの中心部の石室に通じる通路があり可也急勾配で狭い通路を登った様な記憶がある。この通路は正規のものではなく盗掘者が掘ったものとの事である。
ピラミットの完成におよそ30年の歳月を要したそうだが盗掘者殿は何人で何年掛かったんだろうか?その努力に喝采を贈りたい気持ちである。何故かって?盗掘者殿の努力が無ければ石室の存在すら分からなかったかも知れんのですぞ!
当時はフラッシュも無いので写真も無い。夢野氏より借用

入口に続く道

入り口

通路

玄室;内部にはあっけないほど何も無い
夢野氏の写真を拝見すると入り口や通路も観光用に整備されているようです。当時は通路も暗く工事用の電球がゴツゴツした壁際にぶら下がっていただけのような気がする。夢野氏の写真には玄室には何も無いとあるが石造りの棺らしい物が安置されており天井は一枚岩だったようにボンヤリと記憶にあるが如何なものか?
『スフィンクスは何故鼻が欠けているのか?』と尋ねたらナポレオンのエジプト侵攻の時大砲の弾が当ったとかで欠けたものらしいが真偽の程は定かでない。当時は写真の様に深く掘られていなかったような気がするが?
ナポレオンのエジプト侵攻は1798~1801年まで続き、同行した150人以上の自然科学、建築学、数学、芸術等の学者達によるエジプト研究が行われ貴重な資料や古代エジプトの遺産を沢山略奪しフランスに持ち帰ったとの事、それが19世紀ヨーロッパにエジプトブームが巻き起こる発端である。
エジプト側から見れば英雄ナポレオンも努力の人々墓盗人(代々続いた盗掘者)の上前を撥ねた墓盗人以上の大泥棒と思ったに違いない。
スフィンクスはカフラー王のピラミッドの参道横にあり全長57M、高さ20Mの巨大な建造物で胴体部は石灰岩の岩盤から掘り出した物で頭部は別の場所から持ってきた泥岩で造られた物とのことである。『スフィンクス』とは古代エジプト語で『永遠に生きる姿』と言う意味だそうで神殿やピラミッドの守護神だそうである。
現物を見たときも後日写真やTVで見た時も正面や横ばかりでスフィンクスに尻尾が有るのをこの写真で初めて知った。

鼻欠けスフィンクス

スフィンクスのしっぽ
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