ヒゲ爺の独り言
エッセイ、昔の思い出話、釣り魚話、喰らい方等々
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ひげ爺の独り言 放談 小噺 『ヒゲ爺流 魚の話』
『鯛釣りの外道の魚達』
外道とは仏教用語で、仏の道に外れた人を意味する様であるが、釣りの場合は「鯛狙いの釣行」で本命以外の魚は総て「外道」と呼ぶ、鯵釣りで鯛が釣れても外道、鯛以上の高級魚であろうともである。蔑んだり人を罵倒したりする場合と全く異なる意味合いだと充分ご理解下さい。
過去に釣った「外道」釣果を大物順に紹介する。
『メジロ』&『ヒラマサ』

残念ながら鰤に到らず。出世魚で関西:ツバス → ハマチ(40cm~) → メジロ(60~90cm) → ブリ(90cm以上)メジロは多数釣ったが鰤は未経験。

ブリ(鰤)

ヒラマサ
二枚の写真を見て表記が無ければ、ブリ(鰤)ヒラマサ(平政)の区別が付けられる釣り人はそう居まい。
『ブリとヒラマサの相違点』
スズキ目アジ科ブリ属ブリ、スズキ目アジ科ブリ属ヒラマサ、同属の近隣種であるが可也の相違がある。
①
ブリは東シナ海で産卵し稚魚は流藻等に付き(この時期に獲った稚魚、幼魚を養殖する)対馬海流に乗り幼魚時期に大群を作り冬季に北海道達し南下をする習性がある。
ヒラマサも一説には東シナ海で産卵するらしいが、日本近海での産卵説が有力で産卵期は4-8月で流藻等に付かず外洋で成長するらしい。成長するに従いブリの様に大群を作らず小群れで北上するか、岩礁に棲むケースもあり単独行動のケースもまま有るとの事である。大群と小群れの相違は漁獲量(生息量)に因るものか、習性に因るのか定かでは無いが漁獲量はブリの1/30程度である。
ブリは北西太平洋に生息する回遊性の大型肉食魚であり20kが限度と報告されているが、ヒラマサは亜熱帯海域にまで棲息し40kオーバーも珍しく無いそうだ。
泳ぐ速さはブリ20k(時速)に対しヒラマサ40kと言われ引きの強さが釣り師に喜ばれる由縁である。
②
★体型で見分ける:
ヒラマサは身体の中央を縦走する黄色のラインが鮮明なのに対してブリは色が薄くぼけた感じ。
正面から見るとヒラマサのほうがスリムでブリは丸い。
★顔の大きさで見分ける:
ブリは目からえらぶたまでの距離が長く、ヒラマサは短い。
つまり、ヒラマサは小顔でブリは顔がデカイという事である。
★口角で見分ける

ブリは、上顎上後端が角ばっている

ヒラマサは、上顎上後端が丸みを帯びている
★胸ビレで見分ける:

ブリは、ハラビレとムナビレの長さが同じぐらい。

ヒラマサは、ハラビレよりムナビレのほうがやや短い。
胸ビレは二つの違いがある。
ヒラマサの胸ビレは中央の黄色のラインに掛かっていますが、ブリの胸ビレはラインより下にある。
もう一つは、ヒラマサの胸ビレは腹ビレより短かいのに対して、ブリの胸ビレと腹ビレはほぼ同じ長さをしている。
慣れるとこれが一番簡単。その魚だけで比較対象できる。
「ブリ(メジロ)ヒラマサ」とどちらが旨い?
ヒゲ爺流観察:ブリの旬は冬、ヒラマサは夏であり、同時期に食べ比べれば冬はブリ、夏はヒラマサに軍杯を揚げる。
双方共に刺身をはじめ、鮨種、照り焼き、焼き魚、煮魚、粕漬け、味噌漬けなどに用いられるが冬の「ブリ大根」「刺身の余りのシャブシャブ」等大好物である。
「青魚とは?」
一般に青魚と言えば、イワシ(鰯)あじ(鯵)さば(鯖)はまち、ヒラマサ(平政,平柾)サワラ(鰆)ブリ(鰤)カツオ(鰹)等背中の「青い魚」のことであり腹側が白い体色を持つものが多い。これは、表層近くを遊泳する魚種に広く見られる保護色の一種である。
漁師、釣り人言う青物とは鰯、鯵、鯖等小魚ではなく鰤、平政、鰹等大型魚のことを言う。
釣り人が「鯛や青物」を狙うのは「旨い」は勿論彼らの強烈な引き込みに有ろう。
鯛の三段引きと言い三拍子にグイグイグイと真下に引き込む、青物は前方に走る、鰤系は走りを止めると左右に走るがヒラマサはひたすら前方向にひた走る。大体この寸法である。強烈なファイトが釣り人を興奮させる由縁では無かろうか。
鰤系の左右に引き乍の出世魚、猪突猛進のヒラマサは男の生き様に似ている。出世魚で末は社長か万年平のヒラのマサさんか選択は難しい、ヒゲ爺はマササンで有ったに違いない。市場では鰤よりヒラマサの方が高値である。
小噺:
八 「ヒゲ爺さん、幸せに為りたいが如何すりゃあ良いかい?」
ヒゲ爺 「一時間幸せに為りたきゃあ酒を飲め!」
八 「モット長い方が良いね!」
ヒゲ爺 「三日幸せに為りたけりゃあ結婚せいや!一生幸せに為りたいなら釣りをせい!」
お後が宜しい様で!!
外道とは仏教用語で、仏の道に外れた人を意味する様であるが、釣りの場合は「鯛狙いの釣行」で本命以外の魚は総て「外道」と呼ぶ、鯵釣りで鯛が釣れても外道、鯛以上の高級魚であろうともである。蔑んだり人を罵倒したりする場合と全く異なる意味合いだと充分ご理解下さい。
過去に釣った「外道」釣果を大物順に紹介する。
『メジロ』&『ヒラマサ』

残念ながら鰤に到らず。出世魚で関西:ツバス → ハマチ(40cm~) → メジロ(60~90cm) → ブリ(90cm以上)メジロは多数釣ったが鰤は未経験。

ブリ(鰤)

ヒラマサ
二枚の写真を見て表記が無ければ、ブリ(鰤)ヒラマサ(平政)の区別が付けられる釣り人はそう居まい。
『ブリとヒラマサの相違点』
スズキ目アジ科ブリ属ブリ、スズキ目アジ科ブリ属ヒラマサ、同属の近隣種であるが可也の相違がある。
①
ブリは東シナ海で産卵し稚魚は流藻等に付き(この時期に獲った稚魚、幼魚を養殖する)対馬海流に乗り幼魚時期に大群を作り冬季に北海道達し南下をする習性がある。
ヒラマサも一説には東シナ海で産卵するらしいが、日本近海での産卵説が有力で産卵期は4-8月で流藻等に付かず外洋で成長するらしい。成長するに従いブリの様に大群を作らず小群れで北上するか、岩礁に棲むケースもあり単独行動のケースもまま有るとの事である。大群と小群れの相違は漁獲量(生息量)に因るものか、習性に因るのか定かでは無いが漁獲量はブリの1/30程度である。
ブリは北西太平洋に生息する回遊性の大型肉食魚であり20kが限度と報告されているが、ヒラマサは亜熱帯海域にまで棲息し40kオーバーも珍しく無いそうだ。
泳ぐ速さはブリ20k(時速)に対しヒラマサ40kと言われ引きの強さが釣り師に喜ばれる由縁である。
②
★体型で見分ける:
ヒラマサは身体の中央を縦走する黄色のラインが鮮明なのに対してブリは色が薄くぼけた感じ。
正面から見るとヒラマサのほうがスリムでブリは丸い。
★顔の大きさで見分ける:
ブリは目からえらぶたまでの距離が長く、ヒラマサは短い。
つまり、ヒラマサは小顔でブリは顔がデカイという事である。
★口角で見分ける

ブリは、上顎上後端が角ばっている

ヒラマサは、上顎上後端が丸みを帯びている
★胸ビレで見分ける:

ブリは、ハラビレとムナビレの長さが同じぐらい。

ヒラマサは、ハラビレよりムナビレのほうがやや短い。
胸ビレは二つの違いがある。
ヒラマサの胸ビレは中央の黄色のラインに掛かっていますが、ブリの胸ビレはラインより下にある。
もう一つは、ヒラマサの胸ビレは腹ビレより短かいのに対して、ブリの胸ビレと腹ビレはほぼ同じ長さをしている。
慣れるとこれが一番簡単。その魚だけで比較対象できる。
「ブリ(メジロ)ヒラマサ」とどちらが旨い?
ヒゲ爺流観察:ブリの旬は冬、ヒラマサは夏であり、同時期に食べ比べれば冬はブリ、夏はヒラマサに軍杯を揚げる。
双方共に刺身をはじめ、鮨種、照り焼き、焼き魚、煮魚、粕漬け、味噌漬けなどに用いられるが冬の「ブリ大根」「刺身の余りのシャブシャブ」等大好物である。
「青魚とは?」
一般に青魚と言えば、イワシ(鰯)あじ(鯵)さば(鯖)はまち、ヒラマサ(平政,平柾)サワラ(鰆)ブリ(鰤)カツオ(鰹)等背中の「青い魚」のことであり腹側が白い体色を持つものが多い。これは、表層近くを遊泳する魚種に広く見られる保護色の一種である。
漁師、釣り人言う青物とは鰯、鯵、鯖等小魚ではなく鰤、平政、鰹等大型魚のことを言う。
釣り人が「鯛や青物」を狙うのは「旨い」は勿論彼らの強烈な引き込みに有ろう。
鯛の三段引きと言い三拍子にグイグイグイと真下に引き込む、青物は前方に走る、鰤系は走りを止めると左右に走るがヒラマサはひたすら前方向にひた走る。大体この寸法である。強烈なファイトが釣り人を興奮させる由縁では無かろうか。
鰤系の左右に引き乍の出世魚、猪突猛進のヒラマサは男の生き様に似ている。出世魚で末は社長か万年平のヒラのマサさんか選択は難しい、ヒゲ爺はマササンで有ったに違いない。市場では鰤よりヒラマサの方が高値である。
小噺:
八 「ヒゲ爺さん、幸せに為りたいが如何すりゃあ良いかい?」
ヒゲ爺 「一時間幸せに為りたきゃあ酒を飲め!」
八 「モット長い方が良いね!」
ヒゲ爺 「三日幸せに為りたけりゃあ結婚せいや!一生幸せに為りたいなら釣りをせい!」
お後が宜しい様で!!
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