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ひげ爺の独り言 放談 小噺  『但馬地方の冬の珍味』 ③松葉カニ ご近所港便り

 『ご近所港便り』

 “青い松葉ガニ” 鳥取で見つかる (NHKニュース11月18日)

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                   青い松葉ガニ
 カニは鳥取県の境港で水揚げされ島根県水産技術センターを通じて鳥取市にあるカニの資料館「とっとり賀露かにっこ館」に提供されました。
全身が薄い青色をしていて、重さは550グラム、甲羅の幅は11センチ余りで足を広げた全長はおよそ60センチです。
資料館によりますと、カニの色はカロテノイドと呼ばれる色素の量で決まっていて、このカニはその量が少ないため、青く見えるのではないかということです。
資料館の丸山将士さんは「何百匹とカニを見ているが、大変珍しいと思う。大事に育てて多くの人に見てもらいたい」と話しています。

☆「参考」:
名称鳥取県立とっとり賀露かにっこ館 [とっとりけんりつとっとりかろかにっこかん]
 所在地 :鳥取市賀露町西3-27-2
 タイトル:「見て」「ふれて」「体験できる」カニが主役の水族。
 概要  : 生きたカニを主役とし、さまざまな水生生物の生態を楽しみながら知ることができる小さな水族館。
松葉がにが住む深海を体験したり、世界一大きくなるタカアシガニなど多くの生きたカニなどの展示のほか、水槽で海の生き物とのふれあいができます。
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鳥取県立とっとり賀露かにっこ館 [とっとりけんりつとっとりかろかにっこかん]
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             海の生き物に触れて遊ぶ子供達
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                  タカアシガニ
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                  変わった松葉ガニ  
 営業時間:9:00~17:00(閉館)
 料金  :入館料 無料
 休業日 :火曜(祝日の場合は翌日休、7・8月は無休、1月1・2日休)
 駐車場 :あり(無料)
 交通 電車:JR鳥取駅から日ノ丸バス賀露行きで35分、かにっこ館前下車すぐ
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       久松山(鳥取城のあった山)から見た賀露港遠望
 
 「賀露まで来たら鳥取砂丘まで行ってきなんせえな、ええとこでっせ!」(行って来たらどうですか、良い所ですよ)
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        雪 の 砂 丘 「初心者向けでスキーも出来る」
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                 風      紋
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          滑り降りると日本海(サンドスキーが出来る)
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                  砂 丘 海 岸
☆ 鳥取砂丘フォトよりお借りしました。

 砂丘の西方に賀露港その西方に神話(日本書紀)の「因幡の白兎」で有名な「白兎海岸」がある。海岸に沿って国道9号線が走っている。
『註』日本書紀では「稲羽の素兎(いなばのしろうさぎ)」と表記されている。
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              神話にある「淤岐島(おきのしま)」
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              白兎海岸そばの大国主と白兎の像
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                  田村虎蔵歌唱碑
『註』作曲家、音楽教育家。鳥取県(現在の岩美(いわみ)町馬場)に生まれる。1895年(明治28)東京音楽学校を卒業し、その後25年間、東京高等師範学校で教鞭をとる。言文一致唱歌を提唱し、『尋常小学唱歌』(1905)、『高等小学唱歌』(1906)などを編纂。彼の作曲による『花咲爺』『金太郎』『一寸法師』『浦島太郎』『大黒さま』などは広く愛唱され、大正時代の童謡歌曲の先駆となった。
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夏は多くの海水浴客で賑わう(mapple観光写真借りる)

                 
                        『完』

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ひげ爺の独り言 放談 小噺  『但馬地方の冬の珍味』             ③松葉カニ 故郷便り

 『松葉ガニ』故郷からの便り

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    NHK朝のニュースで故郷の松葉ガニの競り市の風景が放送された
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    特上の松葉ガニを手に放送する神戸支局の三浦アナウンサー
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 特上松葉ガニには多くの「カニ蛭の卵」が着いている、「カニの勲章」である
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アナウンサーと浜坂漁業協同組合長 
アナウンサー;今日の水揚げ高は如何でしたか?
組合長   ;平年並みでまずまずと言ったところです、今後に期待しています。
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アナウンサー;水槽の中に活きたカニが入っていますが如何してですか
組合長    ;松葉ガニは鮮度が命です。浜坂漁協では、鮮度を保つためカニの棲息域と同じ1~2℃の海水を造り生簀で活かす方法を取っています。ブランド化の一方法でもあります。
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 松葉ガニのブランド化とPRに努めているのは漁労者だけではなく浜坂町では「カニソムリエ」と言う制度を創り検定試験を設け「カニソムリエ認定女将」の民宿等でも大いにPRに励んでいるとの事である。
素晴しい試みである、喝采を贈る。
 ヒゲ爺の「海の幸」の喰らい方の基本は SINPULE IS THE BEST!をモットウにしている、刺身を最高とは思うが高価な松葉ガニでは中々そうはいかん。活きガニで無ければ本物の刺身にはならぬそうである。
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焼きガニ(左)の紹介;ホーロー鍋に塩を入れ生のカニ(冷凍物でも可)の脚やカブ(脚の付け根の部位)を二つ割りにして塩の上に置き蓋をし焼き上げる。
 ヒゲ爺流は;下の写真直火焼き;
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 冷凍カニでも茹でカニでもOK。但し甲羅の焼ける匂いと煙に要注意!が・・・焼ける匂いは食欲をそそる!
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   松葉ガニのシャブシャブ;活きたカニは刺身に、死んだカニはシャブシャブに使う。
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   脚の甲を身肉を傷付けぬ程度に薄皮を削ぎ裏側を切ると 
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 写真の様に簡単に身肉を取りだせる、活きが良く瑞々しさが無ければこうはいかない。冷凍カニは無理。
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 昆布出汁のみの熱湯にシャブシャブと潜らせると出来上がり、酒で溶いたカニ味噌を付けて食べると最高!   
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「浜坂に松葉ガニ喰いにようけ(沢山)きてごしなぁえ(来て下さい)バイバイ!」

 故郷の 訛り懐かし・・か、故郷は 遠くにありて 想うもの・・か、定かでは無いが僅か5分間の番組を何度も繰り返し見た。因みにヒゲ爺の故郷は同町ではあるが隣村である。
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               ヒゲ爺の故郷諸寄湾の朝焼け
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                   湾の沖を望む

 72歳を最後に40数年乗り続けた車にお去らばして一年数ヶ月田舎にも帰っていない。書いている内帰りたくなってきた。

                       『完』


                 

ひげ爺の独り言 放談 小噺  『但馬地方の冬の珍味』    ③松葉カニ 解禁

 『松葉ガニ』11月6日愈々解禁!!
 子供の頃からの友達通称「ツーチャン」から昨夜11時にこんなメールが送られてきた。

「諸寄港より、底引き網漁全船(八艘)が出港した。
軍艦マーチを合図に一番船が22時40分スタート、抽選により順次出港。
22時50分に全船一縦列に沖へと向かった。明日は昼前に寄港予定。
取り敢えず速報! From:通敬」

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                 諸寄港風景
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             無事と大漁を祈願し見送る家族
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          船団を組み一縦列で沖に向かうカニ漁漁船

 ニュースが入り次第追加掲載する。請ご期待!

 ☆ 第一報「ツーチャン」から入る。
「初セリは13時より、浜坂で始まる。 17艘の予定。 
例年この日だけは、全部浜坂市場でのセリになっている。
これも抽選でセリ順が決まっており、それに合わせて入港・荷揚げする。
ごった返しているので、思うように撮せるかどうか?
あまり期待しないように!
From:通敬」
 
 ☆ 第二報「ツーチャン」から初競り風景写真送られて来た。

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特上、特一のクラスはケースにカニの棲息域と同じ温度の海水(摂氏2度)を張り活きた儘競りに掛ける。ケースに青いホースが見えるのはエアーを送るホースである。鮮度を保ちブランド化を図っているという訳である。
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                 初競り市の準備に大忙し

 ☆ 第三報「ツーチャン」からメール「補足説明」とある。原文のままに

 ◎セリ場風景:水槽は各船毎に所有。船からは大きな水槽で運ぶ。
◎選別水槽:重さ最高1.2㎏を①ランク、500g以上を⑧ランクとして、100g単位で区分。
質は、各ランク毎に、「特上」「特一」「特二」など、且夫々に☆「やけ」「おち」などの区分。
中には、船からの深層水に保冷パックを入れ、エアーを送る。
◎水槽の中:500g未満は後でブルーシートに並べる。
500g以上はランク・質毎に別々の水槽に入れる。
◎セリ直前:スチロール箱には氷詰で背子蟹を入れてある。
 ブルーシートには、500g未満及び500g以上だが特二未満、を並べる。
これらも殆ど活きている。
 木製のトロ箱には、活きてないのを入れて深層水を含んだスポンジパッドを被せる。
以上のように昔より大変な変わりようである。手間暇が凄い。
今日浜坂でのセリには、諸寄は水槽もエアー設備他すべて持ち運びです。 
僕も7~8年前に2シーズン、荷揚げに出たことが有るので、上記内容は良く知っている。
あまりご期待に添える写真ではなかってゴメンね。
From:通敬

 唯今PM8:30後刻のニューウスお楽しみに・・・・・。

 ★「ツーチャン」第三報の☆「やけ」「おち」についての補足説明。

 「やけ」とはセコガ二(雌)が産卵可能に為ると脱皮を終えるので年齢を重ねると腹や脚の砂泥に接する部分が汚れた状態に為ったり赤茶け色になる、是を「やけ」と呼んでいる。「やけ」度合いが進んでいるほど親ガニに為ってから年月が経っていると言える。病気でも無い、見栄えは悪いが味も遜色無くヒゲ爺はこちらを選ぶ、何しろ安価で買える。若いセコの腹は白い。
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               「やけ」のセコと若いセコ 
 「おち」とは脚の落ちた(無い)カニのこと。脚の無いカニは自然界で天敵に襲われ無くなった場合や網に掛かって脚が無くなった場合等が考えられる。水揚げされても漁獲規格に合わない小さなカニはリリースされるがその折脚が無くなるケースも多くあるそうだ。
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      最終脱皮を終えた「おち」の松葉ガニ 矢印の脚が無い
 「たんそく短足」とはじ字のごとく他の脚に比べ小さな脚の付いたカニの事である。何故こんな事があるのか?
 カニの脚は再生するってご存知であろうか?「トカケの尻尾切り」のトカケの尻尾が再生するようにカニの脚も再生する。但し脱皮を繰り返す段階の時期だけで、脚落ちしたつぎの脱皮する時点で小さな脚が生えて脱皮の度に段々大きくなる訳である。最終脱皮が済んだカニには生える事は無い。
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         「たんそく短足」の松葉ガニ 矢印の脚が細い 
ヒゲ爺からの提言:11月6日の諸寄、浜坂合同初競りでご祝儀相場であろうが松葉ガニ一匹金二十万円也の高値が付いたそうであり、漁獲量も少ないらしい。今年も高値になりそうだ。我々庶民は割安の「やけ」「おち」「たんそく」を狙うのも一つの良策かも知れない。

 カニの脱皮:
 
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    脱皮の開始。甲羅の後縁部が割れ、新しい甲羅が現れる
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             新しい甲羅の大部分が出てきた
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       甲羅はもとより、目玉、脚の先まで全て脱皮する
 

 新ニュースの入り次第続編を書きます。

 ☆ 浜坂観光協会発信の写真:
 
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             航海の安全と大漁を祈願し見送る家族達
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一枚十八万円也で競り落とされた松葉ガニ(大歓声)後刻二十万円の松葉が競り落とされた。
過去の高値は2011年初競りの十一万二百二拾円(津居山港)。
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                  競りの準備作業の人達 
 漁業組合長の話:初競りで過去最高値一匹二十万円が出たのは喜ばしいが初日の水揚げは松葉で8割セコは平年並みと今後に期待する。

 ☆ 津居山港発信初競り風景(朝日新聞)        
 
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                    特上の松葉ガニ
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                   津居山港初競り風景
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                   特上の一匹競り風景
 これらの写真を見ると諸寄、浜坂のような深層水設備は無い様だが?
其々にブランド化を計るため懸命である。その一環が下のタグ、港毎に違うタグを付けている。
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           但馬地方各港毎に港名入りで色違いの証明タグを着ける。 
 津居山港の初競り最高値は一匹五万円也、初日の水揚げは諸寄浜坂と同じく松葉8割、セコ平年並みとの事である。今年も高値に為りそうだ。

 ☆ 産経新聞 ニュース11月9日(金)7時55分配信
 
 解禁ズワイガニの初セリ状況 雄の最高値更新、20万円 兵庫
 6日に解禁された今シーズンのズワイガニ漁について、県但馬水産事務所は初セリ状況を発表した。1匹あたりの最高値は、浜坂港(新温泉町)で水揚げされた20万円の雄(松葉ガニ)で、過去最高を更新した。全体の水揚量は、雄は前年比で9%下回ったが、雌は12%のアップ。総水揚金額も27%増で、順調な滑り出しとなったという。

 ズワイガニ漁は但馬地域では、津居山港(豊岡市)、柴山港(香美町香住区)、香住港(同)、浜坂港(諸寄港含む、新温泉町)から計52隻が出漁。6日午前0時の解禁を待って網を投入した。

 20万円の値がついたのは浜坂港の水揚げ。雌は津居山港で水揚げされた2875円が最高値だった。水揚量は、雄は6499キロ。雌は2万7915キロだった。総水揚金額は前年比27%増の約1億2千万円で、順調な滑り出しとなった。


 ☆ 但馬漁業協同組合通信:
 カニ漁と漁場
松葉ガニの漁期は11月6日から翌年の3月20日までと決められています。
カニは水深200~600メートル前後の海底にいるため、沖合底びき網漁船で獲ります。
カニ漁期に入ると、但馬漁協、浜坂町漁協に所属する52隻の沖合底びき網漁船(19~125t)が一斉に出漁し、京都府沖から山口県沖までの漁場で1航海あたり1~5日間操業します。
沖合底びき網では、松葉ガニのほかカレイ類、ハタハタ、ホタルイカなども獲ります。
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                  底引き網漁の方法
 漁獲量の推移:

 但馬地域のズワイガニの漁獲量は、昭和50年代から激減し、平成4年には過去最低の299トンまで落ち込みましたが、禁漁区の設定をはじめ保護礁の造成、漁期の短縮、漁獲の制限、休漁期の海底清掃など長期にわたる資源管理の取組により資源量は回復し、平成15年以降では1500トン前後の水準となっています。
近年では、安定したズワイガニ資源に支えられ、漁獲量、漁獲金額ともに全国第1位を記録し、地域はもとより、日本海の厳しい冬期漁場で日夜操業している沖合底びき網漁業者の大きな誇りとなっています。
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 ふるさとは とおきにありて おもうもの
そして悲しく うたうもの   ;室生犀星さんお気の毒。

 ふるさとに 思いをはせる 秋の暮れ     ヒゲ爺


 










ひげ爺の独り言 放談 小噺  『但馬地方の冬の珍味』    ③松葉カニ

 『松葉ガニ』
 松葉カニ解禁は例年11月6日0時0分の当年最初網入れから始まり3月20日までと定められ、雌ガニは1月10日まで若松葉ガニは11月16日~3月15日の漁と決められている。
昭和50年頃までは資源も豊富であったが底引き網漁船の大型化と漁、冷凍技術の進歩に因る乱獲の影響で資源は極端に減少し資源保護の為に雄の松葉ガニは昭和59年雌ガニは平成4年から現行の様に定められた。
 解禁のカウントダウンの始まったこの時期、2月にブログの載せた『松葉ガニ』を再度書き始めた理由は、先日に読んだブログに「松葉ガニの甲羅の黒い粒粒はキモイ!」と書いてあり賛同者も多く意見を書き込んでいた所為である。「馬鹿たれめ!」と叫びたいのをグット押さえて書いている次第である。
恐らくキモイと感じた書き手や賛同者は、「山陰の松葉ガニ」の旨さを知らずに将来を過す「淋しい人達」に違いなしと思い、「松葉ガニ」のヒゲ爺流の「松葉ガニ豆知識」を引出から取り出し認識不足の人達の目を覚まさせるのも『但馬地方の冬の珍味』を書くヒゲ爺の任務の一端かなとの想いから再度の掲載をした次第である。
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 甲羅の両端にある黒い粒状の物を指すのだろうが「カニ蛭の卵」である「詳しくは後述する」。
これは松葉ガニの勲章であり、産卵機能を持つまでに成長した一丁前に為った「証」なのである。
 11月に始まる大相撲九州場所の力士が、序の口、序二段、三段目、幕下、と徐々に「脱皮」して漸く十両で給金を貰える様に為って「一丁前」と言われるように、松葉ガニも「一丁前」に為る前迄に、雌は10回脱皮を繰り返し成長する、雄は13回迄脱皮を繰り返すので脱皮期間は「カニ蛭の卵」が産み付けられても脱ぎ捨てられる訳であり、甲羅に「カニ蛭の卵」が無いカニは未成熟のカニか脱皮直後のカニである。
「甲羅の勲章」の有る無しはカニ選びの選別の目安と為っており、無いものは未成熟か脱皮直後のカニである。
 いよいよシーズンも間近、カニ選びの際は「甲羅の勲章」の有る無し、甲羅や足が硬く重いカニを選ぶが肝要、女性選びと一緒、見た目良くとも「中身」が肝心。
 山陰の去年の初競りの最高値は「松葉ガニ」一匹¥120、220今年は幾等の値段が就くものやら・・・。
唯一の「横綱松葉カニ」であろうが十両クラスがもう少し安くならんかな~がヒゲ爺の実感である。

 「松葉ガニ」を買い求められる際に食べられる時に少し成りとも参考に為れば良しと思いつつ今年2月に掲載した編に加筆再編し掲載しました。

 山陰海岸の冬の味の王様は『マツバ蟹だ!!』万民認めざるを得まい。
ヒゲ爺魚介類味のランキングでは間違いなく超★★★★★。
松葉蟹は雄の大きな松葉ガニ、雌の親ガニ(セコガニ、セイコガニ、コウバコ)、若松葉ガニ(ミズガ二)に分類されている。先ずは松葉ガニから説明する。
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                  マツバ蟹(雄)
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             茹でるとこうなるマツバカ蟹(雄)
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                マツバ蟹(雌)
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              茹でるとこうなるセイコガニ(雌)
 
『松葉ガニ』は正式和名は「ズワイガニ」十脚目ケセンガニ科ズワイガニ属ズワイガニで「ズワイ」の語源は細い木の枝のことを指す古語「楚(すわえ、すはえ)」が訛ったものとされている。
 日本海側山陰地方(島根、鳥取、兵庫、京都府)で獲れるズワイガニの地方名である。
ズワイガニは日本海の冷水域、島根以北北海道、韓国、北朝鮮、ロシア、カナダ、アラスカ等広い海域に棲む大型のカニ。
① 松葉カニ⇒山陰地方で獲れるズワイガニワイの総称である上、産地名をブランド名にしているケースも有るようだ、曰く;
 隠岐マツバ(青)、鳥取マツバ(白地に赤)、津居山ガニ(青)、間人ガニ(緑)等々漁獲地の名前付けてブランド化を図っている向きもある。
最近はカニに水揚げ港、○○丸と船名の入ったタグ(カッコ内はタグの色)を一匹毎に付けて固有の名前で売り出しているようだ。
② 越前ガニ⇒福井県越前地方で獲れるズワイガニの総称(黄色)である。
③ 上記以外で水揚げされたカニはズワイガニと呼んでいる。北海道ズワイガニ、ロシア産ズワイガニ、カナダ産ズワイガニ等々。

★ 何故手間隙掛けて一匹毎にタグを付けるように成ったか?
① 商品に責任を持ち価値を上げブランド化する事。
② 以前には、輸入物等をマツバ蟹、越前蟹と称して産地偽装をして販売したケースが儘あった様だ。偽装販売防止である。
 そんな話を魚業者さんから聞いたことがある。
その魚業者さん曰く、素人さんには区別が付かないだろうが玄人目には一目瞭然だ!そうです。
日本海は北に行く程海底に石が多くカニに傷が付きやすく色焼けも多くなり腹部も黄色ばみ、甲羅や足等の棘が大きく鋭くなる。そんな処で大体の産地の見当が付くそうだ。

一に松葉二に越前三四がなくて五にズワイガニと言われる程見た目にも味にも差が有るとの事。
 何故一が松葉か?
太古の昔中国山脈の最高峰大山が噴火した際大量の火山灰が隠岐の島周辺から兵庫県但馬地方の海に堆積しカニに適した漁場を造ったのが原因。
① 堆積土で餌となるヒトデ類ゴカイ,ひる類等が繁殖し易く餌が豊富である。
② 火山灰の堆積土なのでカニに傷が付きにくく甲羅焼けをしにくい。
③ 栄養豊富な土で味が良くなる。
④ カニビルがの卵が付いたものが多いい程カニが硬く身の詰まりが良い。
⑤ 腹部が白又は青白いものが多く見た目も美しい。
⑥ 沈潜が多くカニの棲みやすい環境がある。
 《①~⑥は蟹元の資料から引用させて戴いた》

★ マツバカニどの様に大きくなるか?
セコガニ(メスガニ)は1尾のメスガニから約50,000尾程の幼生を孵化させます。孵化したばかりのズワイガニの子供は、最初から海底で生活するのではなく、プランクトンのように海中を浮遊して過ごす。この時期のカニを「浮遊期幼生」という。
 孵化したばかりの幼生を;
① プレゾエア(1mm)⇒一時間後には脱皮し ② ゾエア(3mm)1期を経て⇒一ヵ月後再び脱皮し ③ ゾエア2期となる⇒一ヵ月後再び脱皮し⇒ ④ メガロッパとなる。
①~④が「浮遊期幼生」でメガロッパ時期を3~5ヶ月過し再び脱皮し漸く稚蟹として海底で生活する様になる。その間はより小さなプランクトンを餌にして成長する。
その後、稚ガニは脱皮を繰り返しながら、大きくなっていく訳である。甲幅が5cm未満の頃までは、1年に数回の脱皮を行うが5cm以上になると、1年に1回しか脱皮しない。5cm以上のオスガニの脱皮の時期は、およそ9~10月頃です。
メスガニは、稚ガニから10回の脱皮を繰り返し、「第11齢期」(脱皮の回数)になると産卵を行うようになり、いわゆる「親ガニ」となります。「親ガニ」になると、それ以降は脱皮を行わなくなります。このように、生涯の最後の脱皮を「最終脱皮」と呼んでいる。
オスガニが「親ガニ」となる大きさは早いものは「第10齢期」(甲羅幅7cm前後)、遅いものは「第13齢期」(甲幅13cm以上)とかなりの個体差が認められるのが特徴である。
オスガニの親ガニとは交尾が可能となったオスガニのことであり、オスの漁獲制限は甲羅幅9cmなので10齢期で親二ガになったオスガニはそれ以上大きく為らないから漁獲の対象に為らない訳である。
オスガニの「最終脱皮」は「第13齢期」であり成長を止める。
大きな松葉ガニには写真の様に;
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              カニ蛭の卵とカニ蛭 
 最終脱皮を終えた松葉ガニには写真の様に黒い斑点様の卵が付いているものが多いい、見た目には良くないがカニ蛭の卵でカニの勲章とも言える。多いい程最終脱皮から時を経ているという訳である。
カニにも人間にも些かも悪い影響を及ぼす物ではない。
良い松葉ガニを選ぶには重さ、甲羅足等の硬い物、カニ蛭の卵の多いカニを選ぶ事を推奨する。
 「松葉ガニ」と「カニ蛭」の関係を理解して戴けましたか?

 成長途上の雄ガニにをミズガニ(若松葉)の名前で販売されている。ヒゲ爺も本松葉は年一度食べられれば良い方でこのミズガニを狙っている。「松葉ガニ」は喰いたいがチョッと高価でとお考えの御仁は一度試して御覧なさい。
 水ガニ(若松葉)とは;9~10月頃に脱皮したオスガニが成長途上にある11月16日に漁獲解禁となる遅い程身入り良くなるので1~2月が旬であろう。あくまで甲羅9cm以上を厳守している。身の入りは松葉の50%程度で水分量も多く、甘さ旨さは落ちるが身離れが良く食べ易く中々旨い。
一番の魅力は価格が安い、松葉ガニの10分の1程度買える。
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                       ミ ズ ガ ニ
         水分が多いいので甲羅から両足を外し茹でて販売している。
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 カナダ産ロシア産等の大半は冷凍され販売されている。勿論茹でた物もある。

★ 松葉ガニの喰らい方;

① 茹で蟹⇒捌調理し三杯酢などお好みで食す。
② 刺身⇒生の身を取り出し氷水に漬け松毬状に為る。松葉のガニの名前の由来は多々あるがこれもその一つかも知れん。
③ 焼き蟹⇒足等を炭火等で焼く。
④ カニ鍋⇒松葉ガニを使うには勿体無い、ミズガニ、カナダ、ロシア産で充分である。最後に雑炊を造る事を忘れない事、絶品だ。
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⑤ 甲羅焼きカニ味噌⇒甲羅の中に濃緑色の味噌状の物が入っている、これをカニ味噌と呼んでいる。脊髄動物の肝臓、すい臓に当たる。甲羅に集め酒を注ぎ炭火等で焼く、これ又絶品だ。
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               カニ味噌の甲羅焼き
何れもヒゲ爺魚介類味のランキングでは間違いなく超★★★★★。

★ 親ガニ(セコガニ、香箱ガニ)の喰らい方;

① 茹でガニ⇒捌調理し三杯酢などお好みで食す。
  セコには内子(産卵直前の卵)と外子(卵巣)とが有りこれが抜群の味である。
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              産卵寸前の外子の写真
 内子、外子に魅せられて松葉以上と評する者までいる、内のオッカナイもその一人。
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      内子;産卵が終わると内子が腹に移動し外子に変身する
② 生のセコガニ⇒味噌汁に限る。
  甲羅を外し水ガニの写真の様にし株状(足の付け根部)にする、株に付いているヘタ(肺臓)を取り除く、水洗い後甲羅はカニ味噌の入った侭に、足株も水から煮立てるこれが原則。味噌はご家庭の味に適宜。我が家では大根に拘っている。大根しか入れない、調理時間が短いので拍子木切か短冊、半月ならば薄くがモットウである。これがヒゲ爺流セコ汁である。

 何れもヒゲ爺魚介類味のランキングでは間違いなく超★★★★★。

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                 松葉ガニ競り市場風景                  


                松葉ガニ編 「完」


 

 ちば爺さんに応えて追記;ゾエァ⇒メガロッパ
 メガロッパから古川緑波が出てくるナンザァ粋だねぇ。チョイトお歳を感じるが・・・・。
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             ゾエァ まだまだ見た目もプランクトン
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             ゾエァ⇒メガロッパ 少しはカニらしく
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             頭デッカチでドングリ眼の古川緑波
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                    カニに変身直前 
 
 是が本物「目が緑波」!

 お後が宜しい様で!
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