ヒゲ爺の独り言
エッセイ、昔の思い出話、釣り魚話、喰らい方等々
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ひげ爺の独り言 放談 小噺『山陰海岸国立公園』 ご近所便り
「気比の浜(けいのはま)海水浴場」
前編までに「山陰海岸国立公園」但馬地区・西方より諸寄・浜坂地区より東端の豊岡・竹野、城崎、津居山と紹介してきた。海水浴場の多さに驚かれる事と思う。但馬海岸は白砂青松の海水浴場と断崖絶壁と奇岩・洞窟の連なる海岸線であったが東向するにつれ海岸線の様相が変化してきます。

但馬海岸ビーチMAP
豊岡市中を流れる円山川口の津居山港近くの円山川に架かる港大橋を渡ると直ぐに「気比の浜(けいのはま)海水浴場」に出る、此処が豊岡市の東端で兵庫県(但馬地方)と京都府の県境と為っている。
円山川以東は但馬海岸特有の断崖絶壁と奇岩・洞窟の景観は薄れ白砂青松の砂浜が多くなる。



「気比の浜(けいのはま)海水浴場」



誰も居なくなった「気比の浜(けいのはま)」朝・昼・夕べ
『京都府丹後地方』

丹後半島冠略図

久美浜海水浴場辺りの砂浜から網野町の木津川(きつがわ)河口にかけての凡そ6kmに及ぶ砂地は、丹後砂丘(たんごさきゅう)と呼ばれている。多くの海水浴場が点在する。
「久美浜・小天橋」


久美浜湾:小天橋と呼ばれる砂州によって日本海と隔てられている汽水性の潟湖である.
周囲22km、面積7平方km、小天橋によって外海(日本海)と区切られ、湾口は幅30m、深さ3m、長さ300mという狭い水道によって、外海に通じている。
狭い水道であるうえに、日本海の干満の差が小さいため、内湾と外海との水の交流が悪く、陸水も流入し年々、湾内は淡水化し、老化現象を起こしている。


久美浜湾の全景

小天橋に渡る湊大橋


水路:西天橋(湊小天橋)の先端、久美浜湾と外海(日本海)をつなぐ水路を水戸口(みとぐち)という
、旧水路は湊宮と大向の間の神戸浦(しどのうら)をまっすぐに北東に抜けていたが、たえず砂がたまって浅くなり、船の出入りが困難であったため、神戸(しどの)から北西に向けて岩山を削り、水路をつくることを決め明治38年(1905年)着工、大正2年(1913年)に完成した。

かぶと山公園から湾内遠望:白点で点在するのは「カキ筏」である。カキの養殖も盛んである。
![syouten[1]](http://blog-imgs-52.fc2.com/h/i/g/higejiiyoubei/20130419113155e95.jpg)


小天橋海水浴場風景

「砂浜をきれいにしてお迎えしています」
小天橋観光協会では、山陰海岸ジオパーク・丹後砂丘の西側に位置する小天橋海水浴場をきれいな状態にして観光に訪れる人に海水浴を楽しんでいただこうと、計画的に清掃活動に取り組んでいます。早朝の時間を利用して、ビーチクリーナーや、グループ毎の清掃活動を行っています。・・・との事である。

小天橋海岸

船着場桟橋
宝塚市に住んでいた平成の始め頃小天橋の民宿「よしの屋(?)」さんのご亭主が釣り船を遣っており1年程通ったことがある、ヒゲ爺の「鯛釣り行」の「はしり」である。宿の前の道路を隔て船小屋がありその裏手が写真の様な桟橋で4隻程繋留出来たように記憶している。福知山経由で通ったが4時間もかかり遠すぎる理由で場所を変更し網野・宮津と渡り歩き最終的に宮津の「光洋丸」に落ち着き10数年になる。5月3日には「光洋丸」で「真鯛の乗っ込み釣行」を計画している、今から楽しみ・・・・である。



久美浜湾内朝・夕風景

「丹後砂丘」は西側より小天橋浜・葛野浜・箱石浜・浜詰浜と凡そ6kmの長さがある。
「葛野浜」



葛野浜は投げ釣りの好釣り場で「キス・キスゴ(鱚子)」等良く釣れるらしい。


葛野浜海水浴場


葛野浜の夕景
「箱石浜」

「ユウスゲ」の群生・夕方暗くなるころ黄色い花を咲かせる、7月ごろに咲きます。
「箱石浜海岸」の一帯は、国指定史跡:「函石浜遺物包含地(はこいしはま いぶつほうがんち)」が存在すると共に海浜植物の群生地としても有名な海岸。


「ハマヒルガオ」の群生

「ハマウツボ(靫)」キク科のヨモギ属に寄生する葉緑素を持たない寄生植物。とくにカワラヨモギにはよく寄生する。ウツボ(靫)は矢を入れる道具で花穂がそれに似ていることからつけられた名前。

「ハマボウフウ」セリ科の多年草。海岸の砂浜に自生し、高さ5~10センチ。葉は羽状複葉で厚く、放射状に広がる。夏、白い小花が密生して咲く。香気のある若葉を刺身のつまにし、長い根を漢方で解熱・鎮痛などに使用。八百屋防風・伊勢防風。

花名不明

ハマエンドウ(浜豌豆)」日本全国の海浜に生育する多年生の草本。砂質の浜に多いが、砂礫質の海岸にも生育する。春に濃紫色の花を咲かせ、美しいので栽培されることもあるという。

「ハマハタザオ」(浜旗竿 )草丈20~40㎝程、葉っぱが肉厚で両面にざらざらした感じで、毛のようなものが生えている。4~6月に白い花を咲かせるのだ。北海道~九州の海岸の砂地、岩場に生息。

「アナマスミレ」スミレの変種で、北海道の礼文島から山陰海岸までの日本海側の海岸の砂浜に育成し、
名前は礼文島のアナマ岩で発見されたからだとか。

「コウボウムギ(弘法麦)」花を筆に見立た、弘法は空海(弘法大師)のことで名筆家を表すとのこと。

「丹後砂丘」の何処も「キス・キスゴ(鱚子)」の好釣り場の様である。



「箱石海岸の夕景」
「浜詰・夕日ヶ浦」

丹後半島地図・「浜詰・夕日ヶ浦」位置の確認





浜詰・夕日ヶ浦海岸風景の彼方此方

海岸清掃・明日の海開きに向け海岸清掃をしました。今日は強力な助っ人!HONDAさんのマシンが手伝ってくれました。





浜詰・夕日ヶ浦海水浴場風景
約2kmにわたり、極上の砂浜が続きます。広く遠浅のため子どもや初心者にも安全で、いい波に恵まれるためサーフィンもできます。小天橋まで続くロングビーチの中の一つです。
青い海、水平線に沈む夕日は「日本の夕陽百選」にも選ばれたこのビーチの夕景は素晴しい!得とご覧下さい!

「夕日ヶ浦の朝焼け」










「夕日ヶ浦の夕焼け」
「五色浜」
浜詰・夕日ヶ浦を後にし経ヶ岬に向かい府道浜詰網野線(府道665号)沿いに進むと、「丹後砂丘」と全く異なる岩礁の海岸線に様変わりする。「塩江漁港」を過ぎると五色浜園地がある。

「塩江漁港」を過ぎると其処は「五色浜」

五色浜は丹後地域唯一の海中公園として、波打ち際の岩場まで遊歩道が延び、気軽に海に親しむことができる。
「五色浜」・京丹後市指定文化財と為っている。
山陰海岸国立公園内にある五色浜は砂浜はないが、平らな岩場が広がりリアス式海岸の入りくんだ複雑な地形とともに美しい景観を見せる。この海岸には、チャートのよく磨かれ、様々な色をした小石があり、五色浜の名前の由来となっている。



岩場には、波によって凹みの中の小礫がまわりを削ることによってつくられる★甌穴(おうけつ)があり地質学上珍しいものとなっている。このほかにも波がつくった自然の岩の造形が目を楽しませ、潮だまりではいろんな海の生物が観察できるなど、海の自然観察の絶好の場所となり、魚釣りも楽しめる。
★甌穴(おうけつ):下記参照(諸寄編で記載済み)

甌穴(おうけつ)
釜屋の池ノ島には、ポットホールといわれる円形の甌穴が3カ所できており、最大のものは直径5m、深さ5mもあります。数千年の歳月をかけて、波が岩棚の石を回転させて掘り下げていったものである。



「タマキビガイ」1~2cmの大きさ
タマキビガイは海の生物ですが、海水に浸かるのが嫌いな巻貝です。バケツの中にこの貝を入れておき、しばらく放置すると、全部水面上に這い上がってきます。

「五色浜の夕景」
「琴引浜」

「山陰海岸国立公園」の東端も後僅かを残すのみと為りました。下地図だけである。

「経ヶ岬」が東の端っこ

「琴引浜」
「琴引浜(ことひきはま)」は美しい水と砂、綺麗な砂浜/海岸線だけに許される「鳴き砂」の浜として有名である。「鳴き砂」の浜としては全国で30ヶ所程あるが1.8kmも有るこの浜は音の良さ・美しさ・大きさ・長さから言っても超一級の「鳴き砂の浜」と言っても過言では無い。島根県の琴ケ浜・輪島の琴ヶ浜・丹後町砂方浜・浜坂町県民ビーチ(ヒゲ爺の田舎の隣)等々が近くにある。
■ 鳴き砂のメカニズム:鳴き砂の主成分は水晶と同じ石英(セキエイ)。この石英が不純物の少ない綺麗な水と空気に触れ動いている中で、砂粒の表面が削られ磨かれます。こうして磨かれた石英成分の砂が互いに擦れあって独特のクッ、ククッという音色を奏でます。
素晴らしい環境を守る為琴引浜全域は条例により禁煙区とされ、太鼓浜(岩場含む)を中心にして、左右に2本の美しい砂浜が広がっている。




太鼓浜を中心に東西に広がる海岸線は何処も彼処も海水浴場です。

「太鼓浜」:琴引浜の中央にある「太鼓浜」は砂を強くたたくと、太鼓のような鈍い響きが聞こえることから太鼓浜と名付けられたとの事。




素晴しい海岸線・澄み切った海水は海底を鮮やかに写している。

浅場ではあるが海中の岩を写している、水面がキラキラ輝いている。



上段は波打ち際の砂利と砂利に混じるカラフルな小さな貝の殻。


「琴引浜」の夕景
「琴引浜」を後に東向すると「三津漁港」がある。
「三津漁港」


三津港は第1種漁港に指定されており小型定置網漁を主としている。鯵・ぶり・サワラ等を漁獲する。
漁港は:下記の様に分けられている。
・ 第1種漁港 - 利用範囲が地元の漁業を主とするもの。
・ 第2種漁港 - 利用範囲が第1種より広く、第3種に属さないもの。
・ 第3種漁港 - 利用範囲が全国的なもの。
・ 第4種漁港 - 離島その他辺地にあって漁場の開発、または避難上、必要とされるもの。
・ 特定第3種漁港 - 第3種のうち振興上、特に重要な漁港。

「砂方海水浴場・岩場」




砂方海岸は、ちょうど網野町と丹後町の境となる砂方地区(丹後町)にあり、この砂方海水浴場は、もともと岩場だった場所に砂が堆積し、岩と美しく混じり合いながら一つのビーチを構成しているのが特徴。
この浜も鳴き砂です。雲母と呼ばれる繊維が多く含まれていてすり足で歩くとキュッキュッと音がする、砂が湿っていると鳴かないそうだ。コンパクトなビーチ。
周囲は磯が多く砂浜で泳ぐのに飽き足らずシュノーケリング、潜りを望みの方に適している。



シュノーケリングに適した磯の数々
「間人・間人港」

丹後半島の西北部に位置する静かな漁港・第2種港

「間人」(たいざ)の村全景
「間人」を「たいざ」と読める人は地元の人か「松葉カニ」を喰らいに訪れた方以外で相は居ないであろう。音訓漢字では読み得ない名前だそうである。
その訳は:聖徳太子の生母・間人(はしうど)皇后が蘇我氏と物部氏との争乱を避けて丹後の当地に身を寄せ、のちに当地を去るに当たって自らの名をこの地に贈ったものの、住民は「はしうど」と呼び捨てにすることを畏れ多く思い、皇后が退座(たいざ)したのに因み間人を「たいざ」と読み替えた、との伝承が残っている。




「間人港」風景



カニ漁出船と競り市
間人漁港は「松葉カニ」水揚げ港、この港で水揚げされる松葉カニを『間人ガニ』と呼び、品質・味ともに最高級と言われている。水揚げ量が少ないため『幻のカニ』とも呼ばれている。
港所属の五隻の底引き漁船は小型で日帰り漁(漁場が近いので日帰りが可能)をするので鮮度がバッグンに良い為品質の良さがブランド視されている。然し冬季の日本海は時化が多く出漁日数が少ないので漁獲量の少なさが玉に傷である、旨いそうであるがヒゲ爺は専ら田舎諸寄産ばかりで食した事がない。

後ヶ浜海水浴場を望む海岸線
「後ヶ浜海水浴場」
「後ヶ浜海水浴場」は間人(たいざ)から車で3分余りの近場、なぎさは1k近くもあり名勝立岩(たていわ)を望むビーチである。ビーチ東には名勝「立岩」が聳えている。後ヶ浜のビーチの砂は、その粒が大きく赤みを帯びているので、ビーチの波打ち際は、赤く見えるのが特徴である。

「後ヶ浜海水浴場」の西端・砂が赤い

「後ヶ浜海水浴場」の東端・「立岩」が聳える




「後ヶ浜海水浴場」風景・キャンプ場
遠浅ではなく急に深く為っているので子供には充分な注意が必要。


「立岩」・周囲1km、高さ40m
立岩の周辺は一気に水深が深くなっているので、シュノーケリングにはもってこいのポイント。大きな魚も回遊しているのでお勧めのシュノーケリングポイント。但し波のある日には立岩には絶対に近づかないことが肝要。


日本海に沈む夕日
「竹野(たかの)港・海水浴場」

「竹野(たかの)港」第1種漁港
兵庫県豊岡市にある「竹野港」は同じ字ではあるが「たけの港」と読み此処は「たかの港」と読む、全く異なる港である。


写真の先端に見えるのが「犬ヶ崎」


港内の風景

後ヶ浜海水浴場」のすぐ東隣に位置するのが竹野海水浴場、竹野港に隣接しする。




写真の沖合に見える岬が犬ヶ崎の岬で地元では磯釣りの好ポイント(地磯)として有名。
ビーチには遠浅もあるが、この周辺の海は少し沖にでると水深が深くなりますので、海水浴の際は御注意下さい。とはいえ、半円形のこの竹野ビーチは、西に竹野港と灯台と防波堤があるので、丹後町の中では比較的波の静かなビーチといえる。
このビーチの近くには多くの奇岩や名勝地が散在する。

「屏風岩」

竹野(たかの)漁港・海水浴場から眺めた「屏風岩」

「屏風岩」‥国道178号線沿い展望スペースからの眺め

夕日間近の「屏風岩」附近の眺め‥写真中央から左の入り江が、竹野(たかの)漁港・海水浴場

西から眺めた「犬ヶ崎」

犬が崎の回廊・磯釣りの好ポイント

犬が崎の牙・磯釣りの好ポイント

犬ヶ崎「洞門」

東から眺めた「犬ヶ崎」
次編は「丹後松島から経ヶ岬まで」・・・・・
「この編・完」
前編までに「山陰海岸国立公園」但馬地区・西方より諸寄・浜坂地区より東端の豊岡・竹野、城崎、津居山と紹介してきた。海水浴場の多さに驚かれる事と思う。但馬海岸は白砂青松の海水浴場と断崖絶壁と奇岩・洞窟の連なる海岸線であったが東向するにつれ海岸線の様相が変化してきます。

但馬海岸ビーチMAP
豊岡市中を流れる円山川口の津居山港近くの円山川に架かる港大橋を渡ると直ぐに「気比の浜(けいのはま)海水浴場」に出る、此処が豊岡市の東端で兵庫県(但馬地方)と京都府の県境と為っている。
円山川以東は但馬海岸特有の断崖絶壁と奇岩・洞窟の景観は薄れ白砂青松の砂浜が多くなる。



「気比の浜(けいのはま)海水浴場」



誰も居なくなった「気比の浜(けいのはま)」朝・昼・夕べ
『京都府丹後地方』

丹後半島冠略図

久美浜海水浴場辺りの砂浜から網野町の木津川(きつがわ)河口にかけての凡そ6kmに及ぶ砂地は、丹後砂丘(たんごさきゅう)と呼ばれている。多くの海水浴場が点在する。
「久美浜・小天橋」


久美浜湾:小天橋と呼ばれる砂州によって日本海と隔てられている汽水性の潟湖である.
周囲22km、面積7平方km、小天橋によって外海(日本海)と区切られ、湾口は幅30m、深さ3m、長さ300mという狭い水道によって、外海に通じている。
狭い水道であるうえに、日本海の干満の差が小さいため、内湾と外海との水の交流が悪く、陸水も流入し年々、湾内は淡水化し、老化現象を起こしている。


久美浜湾の全景

小天橋に渡る湊大橋


水路:西天橋(湊小天橋)の先端、久美浜湾と外海(日本海)をつなぐ水路を水戸口(みとぐち)という
、旧水路は湊宮と大向の間の神戸浦(しどのうら)をまっすぐに北東に抜けていたが、たえず砂がたまって浅くなり、船の出入りが困難であったため、神戸(しどの)から北西に向けて岩山を削り、水路をつくることを決め明治38年(1905年)着工、大正2年(1913年)に完成した。

かぶと山公園から湾内遠望:白点で点在するのは「カキ筏」である。カキの養殖も盛んである。
![syouten[1]](http://blog-imgs-52.fc2.com/h/i/g/higejiiyoubei/20130419113155e95.jpg)


小天橋海水浴場風景

「砂浜をきれいにしてお迎えしています」
小天橋観光協会では、山陰海岸ジオパーク・丹後砂丘の西側に位置する小天橋海水浴場をきれいな状態にして観光に訪れる人に海水浴を楽しんでいただこうと、計画的に清掃活動に取り組んでいます。早朝の時間を利用して、ビーチクリーナーや、グループ毎の清掃活動を行っています。・・・との事である。

小天橋海岸

船着場桟橋
宝塚市に住んでいた平成の始め頃小天橋の民宿「よしの屋(?)」さんのご亭主が釣り船を遣っており1年程通ったことがある、ヒゲ爺の「鯛釣り行」の「はしり」である。宿の前の道路を隔て船小屋がありその裏手が写真の様な桟橋で4隻程繋留出来たように記憶している。福知山経由で通ったが4時間もかかり遠すぎる理由で場所を変更し網野・宮津と渡り歩き最終的に宮津の「光洋丸」に落ち着き10数年になる。5月3日には「光洋丸」で「真鯛の乗っ込み釣行」を計画している、今から楽しみ・・・・である。



久美浜湾内朝・夕風景

「丹後砂丘」は西側より小天橋浜・葛野浜・箱石浜・浜詰浜と凡そ6kmの長さがある。
「葛野浜」



葛野浜は投げ釣りの好釣り場で「キス・キスゴ(鱚子)」等良く釣れるらしい。


葛野浜海水浴場


葛野浜の夕景
「箱石浜」

「ユウスゲ」の群生・夕方暗くなるころ黄色い花を咲かせる、7月ごろに咲きます。
「箱石浜海岸」の一帯は、国指定史跡:「函石浜遺物包含地(はこいしはま いぶつほうがんち)」が存在すると共に海浜植物の群生地としても有名な海岸。


「ハマヒルガオ」の群生

「ハマウツボ(靫)」キク科のヨモギ属に寄生する葉緑素を持たない寄生植物。とくにカワラヨモギにはよく寄生する。ウツボ(靫)は矢を入れる道具で花穂がそれに似ていることからつけられた名前。

「ハマボウフウ」セリ科の多年草。海岸の砂浜に自生し、高さ5~10センチ。葉は羽状複葉で厚く、放射状に広がる。夏、白い小花が密生して咲く。香気のある若葉を刺身のつまにし、長い根を漢方で解熱・鎮痛などに使用。八百屋防風・伊勢防風。

花名不明

ハマエンドウ(浜豌豆)」日本全国の海浜に生育する多年生の草本。砂質の浜に多いが、砂礫質の海岸にも生育する。春に濃紫色の花を咲かせ、美しいので栽培されることもあるという。

「ハマハタザオ」(浜旗竿 )草丈20~40㎝程、葉っぱが肉厚で両面にざらざらした感じで、毛のようなものが生えている。4~6月に白い花を咲かせるのだ。北海道~九州の海岸の砂地、岩場に生息。

「アナマスミレ」スミレの変種で、北海道の礼文島から山陰海岸までの日本海側の海岸の砂浜に育成し、
名前は礼文島のアナマ岩で発見されたからだとか。

「コウボウムギ(弘法麦)」花を筆に見立た、弘法は空海(弘法大師)のことで名筆家を表すとのこと。

「丹後砂丘」の何処も「キス・キスゴ(鱚子)」の好釣り場の様である。



「箱石海岸の夕景」
「浜詰・夕日ヶ浦」

丹後半島地図・「浜詰・夕日ヶ浦」位置の確認





浜詰・夕日ヶ浦海岸風景の彼方此方

海岸清掃・明日の海開きに向け海岸清掃をしました。今日は強力な助っ人!HONDAさんのマシンが手伝ってくれました。





浜詰・夕日ヶ浦海水浴場風景
約2kmにわたり、極上の砂浜が続きます。広く遠浅のため子どもや初心者にも安全で、いい波に恵まれるためサーフィンもできます。小天橋まで続くロングビーチの中の一つです。
青い海、水平線に沈む夕日は「日本の夕陽百選」にも選ばれたこのビーチの夕景は素晴しい!得とご覧下さい!

「夕日ヶ浦の朝焼け」










「夕日ヶ浦の夕焼け」
「五色浜」
浜詰・夕日ヶ浦を後にし経ヶ岬に向かい府道浜詰網野線(府道665号)沿いに進むと、「丹後砂丘」と全く異なる岩礁の海岸線に様変わりする。「塩江漁港」を過ぎると五色浜園地がある。

「塩江漁港」を過ぎると其処は「五色浜」

五色浜は丹後地域唯一の海中公園として、波打ち際の岩場まで遊歩道が延び、気軽に海に親しむことができる。
「五色浜」・京丹後市指定文化財と為っている。
山陰海岸国立公園内にある五色浜は砂浜はないが、平らな岩場が広がりリアス式海岸の入りくんだ複雑な地形とともに美しい景観を見せる。この海岸には、チャートのよく磨かれ、様々な色をした小石があり、五色浜の名前の由来となっている。



岩場には、波によって凹みの中の小礫がまわりを削ることによってつくられる★甌穴(おうけつ)があり地質学上珍しいものとなっている。このほかにも波がつくった自然の岩の造形が目を楽しませ、潮だまりではいろんな海の生物が観察できるなど、海の自然観察の絶好の場所となり、魚釣りも楽しめる。
★甌穴(おうけつ):下記参照(諸寄編で記載済み)

甌穴(おうけつ)
釜屋の池ノ島には、ポットホールといわれる円形の甌穴が3カ所できており、最大のものは直径5m、深さ5mもあります。数千年の歳月をかけて、波が岩棚の石を回転させて掘り下げていったものである。



「タマキビガイ」1~2cmの大きさ
タマキビガイは海の生物ですが、海水に浸かるのが嫌いな巻貝です。バケツの中にこの貝を入れておき、しばらく放置すると、全部水面上に這い上がってきます。

「五色浜の夕景」
「琴引浜」

「山陰海岸国立公園」の東端も後僅かを残すのみと為りました。下地図だけである。

「経ヶ岬」が東の端っこ

「琴引浜」
「琴引浜(ことひきはま)」は美しい水と砂、綺麗な砂浜/海岸線だけに許される「鳴き砂」の浜として有名である。「鳴き砂」の浜としては全国で30ヶ所程あるが1.8kmも有るこの浜は音の良さ・美しさ・大きさ・長さから言っても超一級の「鳴き砂の浜」と言っても過言では無い。島根県の琴ケ浜・輪島の琴ヶ浜・丹後町砂方浜・浜坂町県民ビーチ(ヒゲ爺の田舎の隣)等々が近くにある。
■ 鳴き砂のメカニズム:鳴き砂の主成分は水晶と同じ石英(セキエイ)。この石英が不純物の少ない綺麗な水と空気に触れ動いている中で、砂粒の表面が削られ磨かれます。こうして磨かれた石英成分の砂が互いに擦れあって独特のクッ、ククッという音色を奏でます。
素晴らしい環境を守る為琴引浜全域は条例により禁煙区とされ、太鼓浜(岩場含む)を中心にして、左右に2本の美しい砂浜が広がっている。




太鼓浜を中心に東西に広がる海岸線は何処も彼処も海水浴場です。

「太鼓浜」:琴引浜の中央にある「太鼓浜」は砂を強くたたくと、太鼓のような鈍い響きが聞こえることから太鼓浜と名付けられたとの事。




素晴しい海岸線・澄み切った海水は海底を鮮やかに写している。

浅場ではあるが海中の岩を写している、水面がキラキラ輝いている。



上段は波打ち際の砂利と砂利に混じるカラフルな小さな貝の殻。


「琴引浜」の夕景
「琴引浜」を後に東向すると「三津漁港」がある。
「三津漁港」


三津港は第1種漁港に指定されており小型定置網漁を主としている。鯵・ぶり・サワラ等を漁獲する。
漁港は:下記の様に分けられている。
・ 第1種漁港 - 利用範囲が地元の漁業を主とするもの。
・ 第2種漁港 - 利用範囲が第1種より広く、第3種に属さないもの。
・ 第3種漁港 - 利用範囲が全国的なもの。
・ 第4種漁港 - 離島その他辺地にあって漁場の開発、または避難上、必要とされるもの。
・ 特定第3種漁港 - 第3種のうち振興上、特に重要な漁港。

「砂方海水浴場・岩場」




砂方海岸は、ちょうど網野町と丹後町の境となる砂方地区(丹後町)にあり、この砂方海水浴場は、もともと岩場だった場所に砂が堆積し、岩と美しく混じり合いながら一つのビーチを構成しているのが特徴。
この浜も鳴き砂です。雲母と呼ばれる繊維が多く含まれていてすり足で歩くとキュッキュッと音がする、砂が湿っていると鳴かないそうだ。コンパクトなビーチ。
周囲は磯が多く砂浜で泳ぐのに飽き足らずシュノーケリング、潜りを望みの方に適している。



シュノーケリングに適した磯の数々
「間人・間人港」

丹後半島の西北部に位置する静かな漁港・第2種港

「間人」(たいざ)の村全景
「間人」を「たいざ」と読める人は地元の人か「松葉カニ」を喰らいに訪れた方以外で相は居ないであろう。音訓漢字では読み得ない名前だそうである。
その訳は:聖徳太子の生母・間人(はしうど)皇后が蘇我氏と物部氏との争乱を避けて丹後の当地に身を寄せ、のちに当地を去るに当たって自らの名をこの地に贈ったものの、住民は「はしうど」と呼び捨てにすることを畏れ多く思い、皇后が退座(たいざ)したのに因み間人を「たいざ」と読み替えた、との伝承が残っている。




「間人港」風景



カニ漁出船と競り市
間人漁港は「松葉カニ」水揚げ港、この港で水揚げされる松葉カニを『間人ガニ』と呼び、品質・味ともに最高級と言われている。水揚げ量が少ないため『幻のカニ』とも呼ばれている。
港所属の五隻の底引き漁船は小型で日帰り漁(漁場が近いので日帰りが可能)をするので鮮度がバッグンに良い為品質の良さがブランド視されている。然し冬季の日本海は時化が多く出漁日数が少ないので漁獲量の少なさが玉に傷である、旨いそうであるがヒゲ爺は専ら田舎諸寄産ばかりで食した事がない。

後ヶ浜海水浴場を望む海岸線
「後ヶ浜海水浴場」
「後ヶ浜海水浴場」は間人(たいざ)から車で3分余りの近場、なぎさは1k近くもあり名勝立岩(たていわ)を望むビーチである。ビーチ東には名勝「立岩」が聳えている。後ヶ浜のビーチの砂は、その粒が大きく赤みを帯びているので、ビーチの波打ち際は、赤く見えるのが特徴である。

「後ヶ浜海水浴場」の西端・砂が赤い

「後ヶ浜海水浴場」の東端・「立岩」が聳える




「後ヶ浜海水浴場」風景・キャンプ場
遠浅ではなく急に深く為っているので子供には充分な注意が必要。


「立岩」・周囲1km、高さ40m
立岩の周辺は一気に水深が深くなっているので、シュノーケリングにはもってこいのポイント。大きな魚も回遊しているのでお勧めのシュノーケリングポイント。但し波のある日には立岩には絶対に近づかないことが肝要。


日本海に沈む夕日
「竹野(たかの)港・海水浴場」

「竹野(たかの)港」第1種漁港
兵庫県豊岡市にある「竹野港」は同じ字ではあるが「たけの港」と読み此処は「たかの港」と読む、全く異なる港である。


写真の先端に見えるのが「犬ヶ崎」


港内の風景

後ヶ浜海水浴場」のすぐ東隣に位置するのが竹野海水浴場、竹野港に隣接しする。




写真の沖合に見える岬が犬ヶ崎の岬で地元では磯釣りの好ポイント(地磯)として有名。
ビーチには遠浅もあるが、この周辺の海は少し沖にでると水深が深くなりますので、海水浴の際は御注意下さい。とはいえ、半円形のこの竹野ビーチは、西に竹野港と灯台と防波堤があるので、丹後町の中では比較的波の静かなビーチといえる。
このビーチの近くには多くの奇岩や名勝地が散在する。

「屏風岩」

竹野(たかの)漁港・海水浴場から眺めた「屏風岩」

「屏風岩」‥国道178号線沿い展望スペースからの眺め

夕日間近の「屏風岩」附近の眺め‥写真中央から左の入り江が、竹野(たかの)漁港・海水浴場

西から眺めた「犬ヶ崎」

犬が崎の回廊・磯釣りの好ポイント

犬が崎の牙・磯釣りの好ポイント

犬ヶ崎「洞門」

東から眺めた「犬ヶ崎」
次編は「丹後松島から経ヶ岬まで」・・・・・
「この編・完」
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