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四国撮り歩記  霊場八十八ヶ所巡礼の旅:愛媛編  48番霊場

 
 第四十八番札所西林寺に向かう大凡5km


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           第四十八番札所:清滝山 西林寺
 
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                 山            門
 山門は仁王門で天保14年(1843年)に再建された。右側の桜はまだちらほらの状況、左側に子規の句碑がある。
 
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 「阿吽の仁王像」金網が二重になっており非常に見辛い。


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           秋風や 高井のていれぎ 三津の鯛
                 (正岡子規の句碑)
 高井の『ていれぎ』は学名オオバタケツケバナ、清流に自生する美しい緑色の水草でさわやかな辛味があって刺し身のツマにする。
高井は『杖の淵』のある地名で其処より流れる清流に自生し名物でもあると言う。三津は漁村で(現在は岩国や広島行きのフェリー、高速艇乗場になっている)当時鯛漁が盛んであった。子規が明治28年療養中の松山を去り東京に帰る、その時の句とされている。
望郷の念が感じられる句である。
    ていれぎの 下葉浅黄に 秋の風  子規
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 山門を入ると正面奥に本堂が建ち、その左に阿弥陀堂がある。本堂右に大師堂が、その右に閻魔堂がある。
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                 本             堂
 本堂は宝永4年(1707年)に鐘楼堂と共に再建された。ご本尊は十一面観世音菩薩。
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                 太      子      堂
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                 太   子   堂  内 陣
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                 阿   弥   陀   堂
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                 閻      魔      堂
 太子堂の右に建つ。その横には六地蔵がある。
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                 六      地      蔵

 山門を入ると左に鐘楼、その奥に庫裏・納経所が右に手水場、遍照殿がある。
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                 遍      照      殿
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                 手      水      場
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                 鐘             楼
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         鐘楼脇の 水 子 地 蔵
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                 納      経      所                 
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                 福   授  地  蔵  尊
 一つだけ願いを叶えてくれるという一願地蔵「福授地蔵尊」がある。納経所の前の小さな庭園にある。
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           御    朱    印

 無事参詣を終えて第49番札所 浄土寺に向かう・・・・・・・合掌    4月4日午前15時45分

 
 【略縁起】
天平13年(741年)、聖武天皇の勅願により四国を行脚中の行基菩薩が伊予の国司越智玉純と語らい徳威の里に堂宇を建立して一宮別当寺として開創したのがはじまりといわれている。
その後の大同2年(807年)、巡錫中の弘法大師が現在地に寺を移し十一面観世音菩薩を刻んで御本尊として安置、48番霊場と定め、国家安泰を祈願する道場とされた。
 ★ 又も出てきた大同2年
 
 ★ 本尊:十一面観音菩薩(伝 行基菩薩作) ☆ 開基:行基菩薩
 ★ 本尊の真言:おん、まか、きゃろにきゃ、そわか

  後で知ったのであるが:
西林寺の西南150mのところに、大師遺跡の奥の院があり、名前を「杖の渕」と言う。
弘法大師が大干ばつに苦しむ農民を救済するために杖を所々に突きたて清水の湧く水脈を発見し、村人の農耕を援助した、と伝えられている。
今、ここは「杖の渕公園」として綺麗に整備され、市民の憩いの場になっているそうだ。
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                 杖の淵公園風景・写真は借り物

 

★ 四国遍礼霊場記 ;1689年(元禄2年)に発刊された四国巡礼案内記・著作(僧 寂本 (じゃくほん ))(翻訳・村上 護)
   (参考資料として)
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 浮穴郡高井村にある。本尊は高さ三尺の十一面観音立像。鎮守は三所権現。寺の前に池があり。杖の渕と呼ばれている。空海が杖で加持すると、水が迸った。湧く水は玉となって、ぶつかり合い砕け、白い泡が絶え間なく結び続けている。その源がどのようなものであるか、知る人はいない。


 
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