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四国撮り歩記  霊場八十八ヶ所巡礼の旅:愛媛編  65番霊場

   
 第六十五番札所 三角寺に向かう 大凡47km。愛媛県最後の霊場である。
 
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           第六十五番札所 由霊山 三角寺 慈尊院
  
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          三角寺山門(鐘楼門・仁王門)へ続く72段の自然石の石段 
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                  石 段 前で 記 念 撮 影 
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                  なが~い  石      段 
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                  山   門 (鐘楼門・仁王門) 
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                  鐘    楼  と  扁    額 
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                  「阿・吽」  仁    王    像
 
 山門を潜り納経所・三角池・薬師堂を過ぎて参道を本堂に向かう。
 
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                  鬱蒼とした大樹に囲まれる境内


 本堂前の一茶の句碑と並ぶ手水場で身を清め本堂に向かう。
 
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                  手 水 場 と 吐 水 龍
 
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           小林一茶の句碑  「是でこそ 登りかひあり 山桜」
★小林一茶:一茶の句は雀やカエル、子供など、力の弱い小さい者への愛情を表したものが多い。
  ○ 我と来て 遊べや親の ない雀
  ○ やせ蛙(がへる) まけるな一茶 これにあり
  ○ やれ打つな 蠅が手をすり 足をする
 など等残した句は20,000句とも言われる。加賀百万石前田公の宴に呼ばれた一茶が公に一句所望され詠 んだ句は:
  ○ のんのうと 子供まで言う 梅の花   (のんのさん、のんのうは幼児言葉で仏さんのこと。梅 の花は前田家の家紋である。)子供まで敬う前田家と持ち上げて詠んだ訳である。
 退出後には:
  ○ 何のその 百万石も 笹の露   
 とこき下ろしている。そんな一茶が面白い。実際中々の変人で在ったようだ。何時ごろ読んだ記事か判然 としないがこの二句は鮮明に覚えている。
 
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       一茶ゆかりの山桜の老木

 
 本堂
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                  本             堂

 四国霊場でも珍しい二層の屋根の本堂、京都の金閣寺と同じ薄い板を何枚も重ねた柿葺(こけらぶき)構造に為っている。 
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                  三  角  寺  縁  起 
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                  本    堂    内    陣
  本尊の十一面観音菩薩は、像高168cmの桧の1木造りである(愛媛県の有形文化財)。古くから開運厄除けの観音・安産子安の観音さんとして、信仰を仰いでいる。秘仏の御開帳は60年に一度、前回の御開帳法要は、1984(昭和59)年3月に行われた。
 
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                  太      子      堂
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                  太      子      堂
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                  太  子  堂  内   陣
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                  延 命 地 蔵 菩 薩 像
 昭和52年再建。高さ7m銅造。
 
 参道を下ると薬師堂・三角池・納経所と続く。
 
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                  薬      師      堂
 疣や魚の目が治るご利益があるといわれる。
 
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                 三 角 池 と 弁 財 天 堂
薬師堂前の三角形の池は弘法大師が三角の護摩壇を築き護摩の秘法を納められたと伝えられるところです。三角寺の寺名はこの故事に由来するとのこと。池のなかに三角形の島があり、弁財天が祀られた小さな堂が建っている 。
 
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                  納      経      所 
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           御    朱    印
 
 
 無事参詣を終えて第66番札所 雲辺寺に向かう・・・・・・・合掌    10月9日午前8時45分
 
  
『略縁起』
 天平年間(729~749年)に行基が成武天皇の勅願により、弥勒菩薩の居る浄土に模して開創した寺である。後の弘仁6年(815年)に弘法大師が巡錫、本尊十一面観音を刻み安置した。その時、三角の護摩壇を築き、1尺8寸の不動明王像を刻んで国家の安泰と衆生の福祉を祈願して21日間の降伏護摩の法を修めた。その際の護摩壇にちなみ、三角寺と呼ばれるようになったとされる。以降、嵯峨天皇は本尊を深く信仰し、寺領三百町歩を下賜して七堂伽藍を建立するなど寺運は隆盛であった。しかし、天正年間の長宗我部の兵火で堂宇を焼失。現在の建物は、嘉永2年(1849年)の再建である。以来伊予の関所寺として知られると共に、本尊は開運厄除け観音、安産子安観音と呼ばれて信仰を得ている。
 

 ★ 本尊:十一面観世音菩薩(伝 弘法大師作)    ★ 開基:行基菩薩
 ★ 本尊の真言:おん、まか、きゃろにきゃ、そわか
 
 
 ◎ 四国遍礼霊場記 ;1689年(元禄2年)に発刊された四国巡礼案内記・著作(僧 寂本 (じゃくほん ))(翻訳・村上 護)    (参考資料として)
 
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 宇麻郡にある。本尊は高さ六尺二寸の十一面観音像で、空海の作。甲子の年に開帳する。弥勒堂が残っており、慈尊院の号が思い合わされる。慈尊とは弥勒如来の別称である。昔は、阿弥陀堂、文殊堂、護摩堂、雨沢龍王など、様々の社や堂が並んでいたという。社前の池に浮かぶ島には数囲いの杉の老木が立っている。空海の目の前で、この池から龍が出現したと伝えられている。■【マダレに臾】嶺は中国の梅の名所。昔はここにも梅が多かったため、ちなんで名付けたのだろう。
   付記
 奥の院は金光山仙龍寺と号する。五十八町離れており、岩を登り険しい山道を進むことになる。本尊は空海像。一の橋・二の橋があり、十八間の回廊を構えている。南には、仙人堂がある。釈迦嶽は、空海が修行した場所という岩窟が残っている。峻険な岩山で、白雲が足許で生じるほど高く、鳥の鳴き声さえ聞こえない。幽玄の境地であり、俗塵から遠く隔たっているという。
 
四国遍礼霊場記巻七終







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