ヒゲ爺の独り言
エッセイ、昔の思い出話、釣り魚話、喰らい方等々
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ひげ爺の独り言 放言 小噺 『上州の三つの(か)の字』
『上州の三つの(か)の字』
上州名物『かかあ殿下に空っ風』は良く使われるが『夏の雷通り道』と続かせればもっと面白い。
『かかあ殿下』は悪妻の意味で良く使われるが誤用であり正しくは『かかあ、嬶天下』である。
上州では、養蚕が盛んで養蚕業の仕事に担い手の殆んどは女性で、春から夏に掛けての蚕の飼育、秋の採りいれが済めば、繭からの糸巻き、機織と勤勉に働き、収入も増える。家計を営む力も強くなり発言権もまし、家庭を仕切る中心的存在になり、上州女の「気風の良さ」と相まってかかあ天下と言われるように為ったそうだ。
「上州の女子は実によく働く。養蚕、糸ひき、機織りをやっているのは女子ばかり。女なくては明けぬ国とは上州のことだ。」と十辺舎一九も紀行文で語っている。
『空っ風』と『雷』は万葉集ににも詠われている。
★ 伊香保風吹く日吹かぬ日ありと言へど吾が恋のみし時なかりけり
*「伊香保」は榛名山(はるなさん)
冬には毎日のように吹き下ろす榛名おろしだって、時には吹かない日もあるというのに、私があなたを思う恋心は止むときがない、という意味。
★ 伊香保嶺(ね) に 雷(かみ) な鳴りそね吾が 上(へ) には故はなけども子らによりてこそ
榛名山に雷よ鳴ってくれるな。私にとっては別にどうということはないが、あの娘が怖がるものでね、という意。恋人をダシにして、雷よあまり鳴ってくれるなと言っている。(北川和秀「群馬の万葉歌」参考)
今後は、上州名物『かかあ天下に 空っ風 夏の雷通り道』とヒゲ爺流に改める。
★ 小噺一つ;
ヒゲ爺)梅雨が明けたとたん群馬じゃあ39cを超える猛暑だって!文福茶釜の湯が沸いたらしいよ!
石)そんな無茶な!。
ヒゲ爺)猛暑と言えば、50年近く前エジプトに行った時こんな話しを聞いたよ。
何しろ砂漠の国だろ、夏に為ると気温は50c近く為るんだって。ファラオ・ラムセス2世はな。。。。。
石)何者だいそのフェラオ何とかは。
ヒゲ爺)フェラオじゃないよ、ファラオだよ、ファラオたあ王様のことよ、古代エジプト第19王朝のファラオ・ラムセス2世でアブ・シンベル神殿を造ったことで有名だが、90歳まで生きて生涯で30人以上の王妃をもち、王宮には500人以上の女性が仕えていたそうだ。彼の子供は130人以上と正確には解らんそうだ。
石)豪勢なもんだな、一人二人寄越さんかいな!
ヒゲ爺)真夏になるとラムセス2世は「涼」を取るため寝室に必ず幾人かの女性を侍らしたんだと、何しろ外気は50c、37cの女性の体温も冷たく感じられたんだそうだ。
だが然し、必ず一時間後には汗ダク(抱く)ダクで前より熱くなったそうだ。
「お後が宜しいようで!」
上州名物『かかあ殿下に空っ風』は良く使われるが『夏の雷通り道』と続かせればもっと面白い。
『かかあ殿下』は悪妻の意味で良く使われるが誤用であり正しくは『かかあ、嬶天下』である。
上州では、養蚕が盛んで養蚕業の仕事に担い手の殆んどは女性で、春から夏に掛けての蚕の飼育、秋の採りいれが済めば、繭からの糸巻き、機織と勤勉に働き、収入も増える。家計を営む力も強くなり発言権もまし、家庭を仕切る中心的存在になり、上州女の「気風の良さ」と相まってかかあ天下と言われるように為ったそうだ。
「上州の女子は実によく働く。養蚕、糸ひき、機織りをやっているのは女子ばかり。女なくては明けぬ国とは上州のことだ。」と十辺舎一九も紀行文で語っている。
『空っ風』と『雷』は万葉集ににも詠われている。
★ 伊香保風吹く日吹かぬ日ありと言へど吾が恋のみし時なかりけり
*「伊香保」は榛名山(はるなさん)
冬には毎日のように吹き下ろす榛名おろしだって、時には吹かない日もあるというのに、私があなたを思う恋心は止むときがない、という意味。
★ 伊香保嶺(ね) に 雷(かみ) な鳴りそね吾が 上(へ) には故はなけども子らによりてこそ
榛名山に雷よ鳴ってくれるな。私にとっては別にどうということはないが、あの娘が怖がるものでね、という意。恋人をダシにして、雷よあまり鳴ってくれるなと言っている。(北川和秀「群馬の万葉歌」参考)
今後は、上州名物『かかあ天下に 空っ風 夏の雷通り道』とヒゲ爺流に改める。
★ 小噺一つ;
ヒゲ爺)梅雨が明けたとたん群馬じゃあ39cを超える猛暑だって!文福茶釜の湯が沸いたらしいよ!
石)そんな無茶な!。
ヒゲ爺)猛暑と言えば、50年近く前エジプトに行った時こんな話しを聞いたよ。
何しろ砂漠の国だろ、夏に為ると気温は50c近く為るんだって。ファラオ・ラムセス2世はな。。。。。
石)何者だいそのフェラオ何とかは。
ヒゲ爺)フェラオじゃないよ、ファラオだよ、ファラオたあ王様のことよ、古代エジプト第19王朝のファラオ・ラムセス2世でアブ・シンベル神殿を造ったことで有名だが、90歳まで生きて生涯で30人以上の王妃をもち、王宮には500人以上の女性が仕えていたそうだ。彼の子供は130人以上と正確には解らんそうだ。
石)豪勢なもんだな、一人二人寄越さんかいな!
ヒゲ爺)真夏になるとラムセス2世は「涼」を取るため寝室に必ず幾人かの女性を侍らしたんだと、何しろ外気は50c、37cの女性の体温も冷たく感じられたんだそうだ。
だが然し、必ず一時間後には汗ダク(抱く)ダクで前より熱くなったそうだ。
「お後が宜しいようで!」
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